郵貯カードは郵貯ジョイントカードとも呼ばれていましたが、現在ではゆうちょ銀行が直接発行するカードに統一され存在していません。日本信販が始めて郵政省と提携して発行されたのが郵貯カードですが、その後さまざまなクレジットカード会社が提携を行い発行されてきました。当時はキャッシュカードとの一体型のクレジットカードは珍しく、銀行でもほとんど発行していませんでした。
郵貯提携カードも発行されクレジットカード会社、郵便局、提携企業の3つのブランドが表示されることからトリプルブランドとも呼ばれていました。今は郵政民営化によりそれほどでもなくなりましたが、当時は大蔵省に対抗した郵政省の対抗策とも言われていました。同じ金融を扱う省庁として何かにつけて対立していた時代があったのです。
郵貯カードは発行までに時間がかかることがネックとなっていました。キャッシュカード兼用のためキャッシュカードとしての処理を行う必要があり、新規発行や再発行には時間がかかったのです。それでもキャッシュカードと一体となるメリットはクレジットカード会社にとっても大きいものがあり、郵貯カードの会員獲得のために郵便局に勧誘のための人員を派遣することも珍しくありませんでした。郵政民営化によって大きな損失を受けたのはクレジットカード会社かもしれません。
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