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目的ローンは証書貸付の中でも資金使途が制限される融資商品です。健全な資金使途に限られるため金利設定は資金使途が自由なフリーローンに比べて格段に低い設定となります。その代わり融資を受けるためには資金使途を証明する書類が必要となります。主な目的ローンには教育ローン、増改築(リフォーム)ローン、オートローンなどがあります。教育ローンの場合は入学証明書、リフォームローンでは請負契約書、オートローンでは売買契約書などの写しが必要となります。

教育ローンは公的資金もあり低金利で提供されていますが、貸付限度がありそれだけでは足りないケースがほとんどです。増改築の場合も担保設定することにより低金利の融資を受けることもできますが、担保余力がない場合は無担保で融資を受ける必要があります。オートローンもクレジット会社が提供する立替払い方式のオートローンは加盟店が手数料負担をすることもあり、車種によっては手数料率が引くこともあります。

無担保の目的ローンを利用する場合には他の低金利の商品を検討してから申込ことが原則です。こういった健全な資金使途では低金利で提供される融資が多いため、クレジット会社や消費者金融業者の目的ローンは最終手段として利用することが必要です。

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出資法や利息制限法では貸付金利の他にかかる費用も金利と見なされる場合があります。これをみなし利息と呼んでいますが、貸付の上限金利はこのみなし利息も含めて計算されます。上限金利ちょうどで金利設定を行った場合、それ以外の事務手数料などは一切請求できなくなります。万一、金利以外の名目で請求した手数料がみなし利息と判断されると業務停止も考えられ影響が大きくなります。そのためクレジットカード会社のキャッシング利息などは、上限が20%であれば18%に設定するといったある程度余裕を持たせた設定にしてあります。このみなし利息には印紙代や公正証書作成費用といった実費の部分は含まれません。

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VISAはマスターカードと並ぶアメリカの国際ブランドですが、自社ではクレジットカードを発行せずブランドとサービスだけを提供するためブランドホルダーと呼ばれています。クレジットカードの発行はイシュアーと呼ばれるクレジットカード発行会社が行います。VISAの収入はイシュアーにブランドの使用を許可することで得られる使用料が中心となります。日本では旧住友カードが長い間VISAの使用権を独占していましたが、1980年にVISAジャパンが設立され、他社にもVISAが開放されるようになりました。

アメリカでのクレジットカード業界ではブランドホルダーとイシュアアー、アクワイアラーといった分業制度となっています。VISAのようにブランドを提供するだけのブランドホルダーにはマスターカードなどもあります。同じ国際ブランドでもアメリカン・エキスプレスやダイナースクラブでは自社でもクレジットカードを発行しています。アメリカでは銀行などの金融機関がイシュアーとしてクレジットカードの発行を行うのが一般的です。さらに加盟店の獲得や加盟店手数料の設定などはアクワイアラーと呼ばれる業者が行います。日本ではブランドホルダーとイシュアー、アクワイアラーをクレジットカード会社1社が兼ねているケースがほとんどです。

日本国内で営業する分には兼務しても成り立ちますが、国際ブランドとして世界的にネットワークを持つシステムを構築するためには、ブランドホルダーとして専業のほうが効率よく営業ができます。日本でこういったシステムが育たなかったのは、狭い国内で多くのクレジットカード会社や信販会社が競合していた環境が原因ではないでしょうか。

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クレジットカードの支払い方法ではもっとも多く利用されているのが1回払いです。1回払いはクレジットカード会員に手数料がかからず、クレジットカード加盟店だけが手数料を負担します。クレジットカード会社としては利益の少ない支払い方法となります。日本のクレジットカードでは1枚のカードで1回払い、分割払い、リボ払い、ボーナス1回払いなど複数の支払い方法が選択できますが、海外ではクレジットカードはリボ払いが基本です。1回払が可能なカードはチャージカードと呼ばれ、クレジットカードとは区別されています。

クレジットカードの支払い日はクレジットカード会社によって決められている締日と支払日によって決まります。銀行系クレジットカードでは15日締めの翌月10日払いとなりますが、クレジットカード会社に伝票が届くのが16日になると翌々月の10日支払いとなることがあります。つまり利用から支払いまでの期間は 25日から54日間と大きな差があります。最大で2ヶ月近くの手数料なしで支払いが猶予される1回払はカード利用者にとっては大きなメリットがあります。

クレジットカード会社では1回払いで利用しても後日リボ払いや分割払いに変更できるサービスを行っています。このサービスは会員の要望というよりはクレジットカード会社の利益を優先したサービスで利益率の高いリボ払いへ誘導するものです。このサービスをさらに進めたのがリボ専用クレジットカードということができます。リボ払いを利用する場合には計画性が重要となります。手数料負担が大きくなるリボ払いを利用する場合には十分に検討する必要があります。

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ショッピングクレジットなど分割払いで支払いをしている場合で、返済完了前に一括精算をするときに支払手数料を調整するために使用される計算方法が78分法です。分割払いでは月々の支払い金額が一定になるようにアドオン方式で計算されますが、アドオン方式の特徴として毎月の支払手数料が一定金額となります。そのため支払い回数の前半ではクレジットカード会社が受け取る手数料は実質的に少なくなるのです。

具体的に120000円の買い物を12回払、10%の手数料で分割払いをすると下記の表のようになります。
アドオン方式で年10%は実質年率では約18.5%となるので( )内に残債方式での数字を記載しています。

  支払手数料 支払元金 支払総額 残高
1 1000円(1850円) 10000円 11000円(11850円) 110000円
2 1000円(1696円) 10000円 11000円(11696円) 100000円
3 1000円(1542円) 10000円 11000円(11542円) 90000円
4 1000円(1388円) 10000円 11000円(11388円) 80000円
5 1000円(1233円) 10000円 11000円(11233円) 70000円
小計 5000円(7709円)      
6 1000円(1079円) 10000円 11000円(11079円) 60000円
7 1000円(925円) 10000円 11000円(10925円) 50000円
8 1000円(771円) 10000円 11000円(10771円) 40000円
9 1000円(617円) 10000円 11000円(10617円) 30000円
10 1000円(463円) 10000円 11000円(10463円) 20000円
11 1000円(308円) 10000円 11000円(10308円) 10000円
12 1000円(154円) 10000円 11000円(10154円) 0円
12000円(12025円) 120000円 132000円(132025円)  

上記の表では( )内の数字が残債方式で計算した場合の手数料ですが、支払いの前半では大きくアドオン方式の手数料を上回っていることがわかると思います。 最後まで分割で支払った場合にはトータルで手数料は同じになりますが、途中で一括払いをするとクレジットカード会社が本来もらえるはずの手数料に満たないことになります。そのため未経過の手数料を全額免除するのではなく、78分法によって調整し戻して数量を計算するのです。

◆78分法の計算
上記の例で5回の支払いが終了した時点で一括精算をする場合の計算をしてみます。

A=7(未経過回数)×(7+1)÷2=28 B=12(総支払回数)×(12+1)÷2=78
戻し手数料=12000円(総支払手数料)×A÷B=4307円

未経過の回数は7回なのでアドオン手数料では7000円が未経過手数料です。そのうち4307円を会員に戻すためクレジットカード会社の取り分は 7000円-4307円=2693円となります。
一方5回までに会員が支払った手数料は5000円で、残債方式で計算するとクレジットカード会社がもらえる手数料は7709円です。その差額7709円-5000円=2709円となるため、クレジットカード会社の不足分の手数料2693円とほぼ一致します。

こうして一括精算時に78分法により手数料の調整が行われますが、これはあくまで手数料の調整部分で、このほかに一括精算に手数料がかかる場合があるの で、実際に会員が支払う金額は上記の計算で導いた金額よりも大きくなります。なお78分法の名前は上記の計算でわかるように1年(12ヶ月)の場合、計算式の分母が78になることから由来しています。

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