JCBカードは日本で唯一の国際ブランドを持つクレジットカード会社で、日本信販・三和銀行・東洋信託銀行の共同出資によって設立された日本クレジットビューローが前身となっています。日本クレジットビューローは日本信販を英訳したものといわれています。また、JCBのブランドに利用されている3色はそれぞれの会社のカラーとなっています。現在ではすべて三菱UFJフィナンシャルグループの一員ですが、日本信販とJCBカードは日本信販が独立した信販会社の時代にはライバル関係にもありました。
三井住友VISAも国際ブランドですがVISAとの提携による国際ブランドであるため、JCBカードはもともと国内ブランドであった自社ブランドを国際ブランド化したという点で大きく異なります。日本のクレジットカード会社が国際カードを発行するようになったのは1970年代です。そのころブームになっていた海外旅行による買い物をターゲットにした戦略として国際ブランドと提携するようになりました。しかし、JCBカードだけは自社ブランドを国際化する困難な道を選んでいます。その戦略が功を奏して日本最大のクレジットカード会員数を誇るクレジットカード会社となったのは間違いありません。
世界各国にあるJCBプラザは日本語で対応してくれるサービスセンターで、このJCBプラザを利用するためにJCBカードを持つケースも少なくありません。JCBカードのプロパーカードだけではなく提携カードでもJCBブランドがあれば利用できるため、JCBプラザ対策という言葉まで生み出しています。
国際ブランドである強みは提携先への競合力も強いことにあります。東京ディズニーランドでのオフィシャルカードや、2008年11月に発表されたディズニーランドジャパンとの提携カード発行も国際ブランドでなければできなかったことでしょう。アメリカではすでに発行されていて200万人の会員数を誇るディズニーカードは今後JCBカードのメインカードになるかもしれません。
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