CATはCredit Authorization Terminalの略称で、クレジットカード加盟店に設置されている端末機のことです。CAT端末機にクレジットカードを通すことでオーソリゼーションやカード伝票の作成、機種によっては売上データをクレジットカード会社に送信することが可能です。同じ機能を持つ端末機にはCCTもありますが、CATとの違いは加盟店とクレジットカード会社の中間に存在する接続システムが異なる点だけです。
CAT端末機設置の目的はクレジットカードが利用可能かどうかの承認を得るオーソリゼーションを自動で行うことと、カード伝票の作成を自動的に行うことです。これによってクレジットカード加盟店のカード決済にかかる業務が軽減され、時間も短縮できることからカード会員の待ち時間によるストレスもなくなります。しかし、CAT端末機の設置にはそれ以上に重要な目的があります。それはクレジットカード犯罪による不正利用を防止することです。
CATが導入されていない場合、クレジットカード加盟店はフロアーリミットの金額に満たない利用については、オーソリゼーションなしで取り扱う事が許されています。現在フロアーリミットは3万円ですがかつては10万円に設定されていました。その結果10万円未満の金額で買い回りを行うカード犯罪が増加したためフロアーリミットはしだいに引き下げられ現在に至っています。しかしフロアーリミットがある限り不正利用を完全に防止することができないため、クレジットカードはCAT端末機の普及に努め、ゼロフロアーリミットでの販売を促進しているのです。
CAT端末機ではゼロフロアーリミットと呼ばれる全件オーソリゼーションが義務付けられています。無効カード情報はオンラインで反映するため、無効登録後の不正利用はCAT端末機を使用することでほぼ防ぐことができます。カード会員が紛失や盗難に気づいて無効登録されるまでの期間は、CAT端末機でも不正利用を防ぐことはできませんが、フロアーリミットが引き下げられた分以前よりも被害金額は低く抑えられるようになりました。現在ではいかに早くクレジットカードの紛失や盗難に気づくかということが、カードの不正利用を防ぐためには重要なポイントとなっています。
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