ATMは自動で現金の引き出しや預け入れができる機械でAutomatic Teller Machineの略語です。Teller(テラー)は銀行の窓口業務のことを意味しますが、窓口業務でもっとも多い預金の引き出し・預け入れを自動化して時間の短縮や人件費の節約を図るために開発されたものです。以前は預金の引き出ししかできないCD(キャッシュ・ディスペンサー)が主流でいたが、ATMの普及とともに撤去されています。現在設置されているATMでは預金の引き出し・預け入れのほかに振込や通帳の繰越などもできる機種もあります。
クレジットカード会社でもATMを設置していますが、この場合はキャッシングによる現金の引き出しと返済ができます。設置当初は窓口で貸付するよりも効率がよかったため、自社で設置していましたが貸金業法改正により金利引き下げや設置場所の制限によりしだいに撤去されています。屋外に設置するケースでは重機による強引な強盗などもあり、セキュリティー面からも自社ATMの必要性は低くなっています。
ATMを自社で設置する場合にはATM本体以外にも屋外設置用のブースや警備機器の設置、現金の補充などを警備会社に依頼する経費もかかります。そういった経費面での負担が大きいことも撤去が進んでいる要因のひとつとなっています。キャッシング金利が26%を超える時代ではそれでも利益がありましたが、18%が標準となった現在では自社ATM設置のメリットはありません。銀行などの金融機関が設置しているATMも解放されているので、カード会員の利便性を考えると銀行ATMのほうが利用しやすいのは明らかです。ATM以外でもインターネットや携帯電話などキャッシングが利用できる範囲も広がっているので経費のかかる自社ATMを設置する時代はもう終わったといってもいいでしょう。
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