クレジットカード比較のポイント

ひとことでクレジットカードといっても種類やデザインが豊富で、発行しているクレジットカード会社もいろいろな系列があり、それぞれに特長が違う。その中から一枚のカードを選ぶのは簡単ではない。クレジットカードを比較するサイトやランキングを表示しているサイトもあるが、基本的にクレジットカードのどのサービスを比較すればいいかわからない場合も多い。またランキングサイトは運営者の都合でランク付けしているのであまりあてにはできない。

 

もし2枚のクレジットカードを比較してどちらを選ぶか決めなければいけないとすれば、どのサービスを比較したらいいだろうか。この答えは使う人に違うとしか言えないのだ。どんなサービスを重要と考えているかによって、比較するポイントは大きく違う。またクレジットカードの利用金額によっても違ってくる。

 

たとえばポイントを貯めたいと思ってクレジットカードを作る場合でも、カードの利用金額が大きい人は、有効期限を気にせずに還元率だけで選べばよい。しかしカード利用金額がそれほどでもない場合は、有効期限が短ければ、ポイント交換する前に失効してしまうという心配があるので、有効期限がないか、もしくは有効期限が長いクレジットカードを選ぶ必要がある。

 

そこでクレジットカードを比較しやすくするために、クレジットカードのサービスや機能、特長を抜き出してみた。カードを比較する前に自分が必要としているサービスや機能を確認すると、選びやすくなってお得なクレジットカードにたどりつくはず。クレジットカードを比較する前に、まずは下の項目をチェックしてみよう。

 

 

年会費で比較

 

あるアンケートではクレジットカードを選ぶときには、年会費無料可動化を最重要としている人が多いという結果が出ている。ポイントが貯まりやすいのと同レベルで、年会費無料のカードが選ばれやすいということだ。海外発行のクレジットカードで年会費無料のケースはほとんど無いかもしれない。外資系のシティカードは全般的に年会費が高いことを考えるとそう思える。これほど年会費無料のカードが発行されているのはおそらく日本だけだろう。その結果加盟店手数料が高く、クレジットカードが普及しないという悪循環に陥っているのかもしれない。

 

その是非はともかく利用する側にとっては年会費が無料で、サービスも有料カードに劣らないとなればわざわざ年会費を支払う必要はない。しかし同じ年会費無料でもいくつかパターンがあるのでクレジットカードを比較するときは間違えないようにする必要がある。

 

1. 永年年会費無料
2. 条件付年会費無料
3. 初年度年会費無料

 

最も人気があるのは1の永年年会費無料のクレジットカード。無条件で年会費が無料になるからだが、最近発行されているカードは永年年会費無料ほとんどない。今まで無料だったクレジットカードでさえサービスが改定されて2の条件付年会費無料に変わったものも少なくないのだ。これにはクレジットカード会社側と提携企業側の都合がある。年会費はサービスを提供するためには必要不可欠だが、貸金業法が改正されてカード会社の利益が激減しているという事情がある。今まで高い利益率のあったキャッシングの金利が引き下げられた上に、キャッシングの利用も毎月前年割れしているからだ。

 

カード会社は人気がある年会費無料のクレジットカードを発行したくても、サービスを縮小せざるを得なくなっているため、無理して発行しても人気がないクレジットカードになってしまう。いくら年会費が無料でもサービスの質が悪ければ作る人がいないからだ。提携企業にしても不景気の影響で年会費を負担できるほどの余裕がなくなってきている。

 

永年年会費無料のカードを比較する場合に注意するポイントは海外旅行傷害保険だ。利用付帯条件付でも海外旅行傷害保険が付帯されていれば、優秀なカードと言える、年会費無料の場合最初に削られるサービスが保険料の負担がある付帯保険だからだ。そのため付帯保険が充実していれば入会する価値は樹分にある。ただし海外旅行にはあまりいかない場合や、すでに海外旅行傷害保険付きのカードを持っているなら、あまり気にせずにポイントが有利なクレジットカードを選ぶほうがお得だ。

 

3の初年度だけ年会費無料という場合は実質的には年会費有料と考えていい。初年度はサービスで年会費無料だが、次年度からは通常通り年会費がかかる。年会費が無料でなければクレジットカードは必要ないと考える人には、2の条件付年会費無料がおすすめのクレジットカードだ。初年度は無料となっているので条件さえクリアできれば、次年度も無料になる。

 

その条件だが年に1回利用するだけというケースと、年間利用金額が一定金額を超える必要があるケースがある。同じようなサービス内容であれば、より条件が簡単なクレジットカードを選ぼう。自分の年間利用金額を考えて十分にクリアできる条件であれば、サービス内容を優先して選ぶことができる。年間利用金額は毎月の支払金額にすれば2万円程度のカードが多いので、利用するつもりで申し込むのであれば難しい条件ではない。

 

 

ポイントが貯まりやすいクレジットカードの比較

 

ポイントプログラムを比較するのは結構難しい。ボーナスポイントや次年度にポイントアップするサービスなどがあると、基本的な還元率だけではどちらが得になるのか判断できないからだ。まずはクレジットカードのポイントプログラムに関する知識を身につける必要がある。簡単に用語や特長を解説しているので、よく知っているという人もおさらいのつもりで確認してみよう。

 

1. ポイント付与
いくらショッピングすればポイントがいくつ付くかという目安になるのがポイント付与。一般カードでは1000円の買い物をすれば1ポイント付与される。高還元率カードと呼ばれている場合は100円や200円で1ポイント付与される場合もあるが、もちろん使う金額が少なくてもポイントが付与される方がポイントは貯まりやすくなる。またポイント付与の単位が小さいほど効率よくポイントが貯まるということになる。

 

ポイント付与はポイントプログラムを比較するときにはひとつの目安となるが、いくら貯まりやすくてもポイントを交換する場合にたくさんポイントが必要になるのであればあまりお得とは言えない。次に解説するポイント還元率はポイントの付与と交換できるポイントの二つを要素とした数値なので、よく理解しておこう。
2. ポイント還元率
例えば1000円のショッピングをしたら、1ポイント付与される場合、200ポイントで1000円分の商品券と交換できるとする。200ポイント貯めるためには200×1000円=200,000円の買い物が必要だ。つまり20万円使って1000円もどってくることになる。これを比率で表すと1000 円÷200,000円=0.5%となる。これを還元率といって数値が大きいほどお得なクレジットカードということになる。還元率は簡単にいうとカードショッピングで使った金額が戻ってくる比率ということだ。

 

還元率が1%であれば年間100万円使って1万円が還元される。高還元率のクレジットカードと言うには、少なくても1%以上の還元率が必要だ。ただしこの還元率は基本的なもので、4〜6で解説するサービスによるポイントは考慮されていない。基本的な還元率が0.5%でも様々なサービスを利用すれば簡単に 2〜3倍の還元率に跳ね上がる。つまり還元率だけでも本当にお得なクレジットカードを判断することはできないのだ。

 

3. 有効期限
ポイントの有効期限はポイントを貯めるためというよりは、貯まったポイントをムダにしないための目安となる。通常、ポイント有効期限は2〜3年だが、5年以上や有効期限がないクレジットカードもある。ただし必ずしも有効期限は無期限である必要はない。2年しか期限がなくてもクレジットカードの利用頻度が多く、年間利用金額も大きければ、短期間で集中的にポイントが貯まるクレジットカードを選べば十分メリットがある。

 

有効期限がないクレジットカードは還元率が悪い場合もある。また期限がないとポイントを集中して貯めようという気が薄れてしまうので、結局交換するほど貯まらずに忘れてしまうということもある。有効期限がない場合、高額商品を狙ってポイントを交換するまで時間をかけることになる。ポイントのメリットは交換して初めて得ることが出来るということを忘れてしまうと、貯めることだけが目的になってしまう。無期限のポイントを貯める場合でも一定期間で交換したほうがよい。

 

ポイントの有効期限がないクレジットカードは、カードショッピングの年間利用金額が大きくない人におすすめだ。利用金額が大きい人は、期限切れを心配する暇もなく最低交換ポイントには達するので有効期限はそれほど気にする必要はない。年間50万円利用するのであれば2年間で1万円分の還元を受けることが出来る計算だ(還元率0.5%)。

 

4. ボーナスポイント
ボーナスポイントは実はクレジットカードを比較する場合にはもっとも重要なポイントになるかもしれない。基本的な還元率が同じであればボーナスポイントが充実しているクレジットカードを選ぶとお得だ。ボーナスポイントは年間利用金額によって当年度に与えられるケースが多い。つまり一定の利用金額に達すると 50ポイントや100ポイントというように特別加算されるのだ。

 

ボーナスポイントでどれくらいお得になるかは自分の年間利用金額を考えて試算してみるとわかる。たとえば公共料金などで毎月5万円利用して年間に20万円買い物に使う場合、年間利用金額は80万円だ。この金額でポイントが多く付与されるほどポイントが貯まりやすいカードと判断できる。

 

5. 次年度の付与率アップ
4のボーナスポイントとおなじようなしくみだが、当年度にポイント付与されるのではなく次年度のポイントがアップするサービスだ。年間利用金額に応じて次年度のポイントが1.5倍や2倍になる。最大2.5倍というクレジットカードもある。この場合も4と同じように自分の利用金額で試算して比較しよう。ただし次年度にポイントがアップするので当年度だけ利用金額が大きくてもメリットがない。毎年同じ程度の金額を利用する必要があることと、有効期限も気にする必要がある。気を付けなければいけない点が多いので面倒な人は4のボーナスポイントタイプのサービスの方がいいだろう。

 

6. ショッピングモール
クレジットカード会社が運営するショッピングモールは「インターネット上の仮想商店街」という意味がある。楽天市場やベルメゾンなど有名企業のネットショップを利用する場合、このショッピングモール経由で買い物をするとポイントが最低でも2倍になる。このサービスはほとんどのクレジットカード会社で行なっていて、サービス内容も利用できるネットショップも大きな差はない。従ってクレジットカードを比較する場合よりも利用する場合の参考にしよう。

 

ポイントは2倍〜20倍になるというショッピングモールが多いが、実際に20倍になるのは特定商品や特定店舗に限られる。月替わりで20倍になる店舗や商品が決められているケースが多いので、必要な商品が対象になるまで、こまめにチェックしているとお得な買い物ができる。ちなみにマイレージカードにもこのシステムがあるので、マイルを貯めたい時も航空会社のショッピングモールを利用するとよい。

 

◆ まとめ
ポイントが貯まりやすいクレジットカードかどうかは、まずポイント還元率で絞る。最低でも1%以上のクレジットカードを何枚か選んでサービスポイントのしくみを調べるという順番がいい。その時には自分が1年間で利用する予定の金額を計算しておくと比較しやすい。実際にボーナスポイントがいくら付与されるのか計算すればお得なクレジットカードがわかる。

 

 

ライフスタイルに合わせる

 

ライフスタイルでクレジットカードを選ぶというと難しそうだが、簡単にいえばクレジットカードを使って何を節約するかということだ。クレジットカードではポイントプログラムもそれぞれ特徴があり特定の利用分が特に還元率が高いという場合もある。自分のライフスタイルの中で最も利用している料金の還元率が高ければ、自分にとってお得なクレジットカードということになる。特定のサービスが割引になるケースとしては次のものが考えられる。

 

1. 公共料金
クレジットカードの中には公共料金を決済するとポイントが2倍になるといったサービスのあるカードもある。一人暮らしではそれほどメリットはないかも知れないが、家族が多い場合には公共料金の支払金額もそれなりに大きくなる。これをクレジットカード決済するだけでポイントが通常の2倍付与されるとすれば、公共料金の支払金額が大きいほど効率よくポイントが貯まる。

 

地域が限定されるが東京電力Switch!カードは公共料金の決済分はポイント2倍、オール電化の場合電気料金はポイント4倍というサービスがある。このためにオール電化にする必要はないが、すでにオール電化の家庭やこれから検討している場合には大きなメリットになる。

 

2. 携帯料金
携帯料金も毎月支払わなくてはいけない料金だ。利用する人によっては毎月高額な料金を支払っているケースもある。そんな人は携帯料金をクレジットカード決済するとポイントが2倍になるクレジットカードを選ぶとお得だ。以前は携帯料金をキャッシュバックするクレジットカードが三菱UFJニコスから発行されていたが、現在は発行されていない。しかし、女性専用になるが三井住友VISAカードのアミティエカードは、WEB明細に登録するだけで携帯・PHP料金のポイント付与が2倍になる。

 

3. ガソリン代
ドライバーにとってガソリン代は消耗品なのでいくらでも価格が低いほど節約につながる。特に仕事や通勤などで利用している場合は、単価が1円でも安くなればメリットがある。一時的な支払いではないからだ。ガソリン代を節約するクレジットカードにはガソリンカードがある。ガソリンカードの還元方法は請求時に割引されるタイプと、利用金額に応じてキャッシュバックされるタイプがある。どちらでも好みのタイプを選ぶといいのだが、タイプよりも自分が利用している金額ではどれだけ還元されるかで比較しよう。ガソリンカードの比較は単純に割引単価で選ぶことがポイントだ。

 

ガソリンカードの年会費は無料でなければあまり意味が無い。ガソリン代を節約できると言っても還元率にすれば3%程度なので年会費を支払っていてはメリットがなくなる。年会費有料のガソリンカードの場合は条件付となっているので、条件がクリアできるかどうかをチェックしてから申込する必要がある。

 

4. 高速料金
高速道路会社ではそれぞれクレジットカード会社と提携してオフィシャルカードを発行している。高速料金をカード決済することでポイントが貯まり、そのポイントは高速料金に還元することができる。現在は高速道路無料化の影響で、一時ほどETC利用に対する熱はないが、仕事で高速道路を利用するドライバーにとっては、高速料金の節約ができるクレジットカードは必要不可欠だ。高速道路会社のクレジットカードを比較する場合は、最も利用する高速道路会社の管轄するカードを選択しよう。管轄する高速道路でのサービスが優遇されるからだ。

 

5. マイル
航空会社が提供するマイレージサービスは、海外旅行好きの人や会社の出張で航空機をよく利用する人にとってはとてもお得なサービスだ。しかし全く航空機を利用しない人にとってもマイルを貯めると無料航空券と交換できるので無料で旅行ができるのでお得だ。マイルには2種類あって航空機利用で貯まるフライトマイルとクレジットカードでショッピングすることで貯まるショッピングマイルだ。

 

フライトマイルはフライトのたびに利用した航路の距離によってマイレージカードにマイルが貯まる。ショッピングマイルはクレジット機能付きのマイレージカードでショッピングすると貯まる。フライトマイルもクレジット機能付きマイレージカードでは割増やボーナスマイルがあるので必須のカードとなる。

 

マイレージカードを比較するときは、まずどの航空会社のマイレージカードを作るか決める。これは当然最も利用する航空会社のマイレージカードを選ぶことになる。集中して利用してポイントを貯めるというのはマイルに限らず、すべてのポイントサービスに共通するコツだ。航空会社が決まったら次はグレードを選ぶ。フライト回数が多い人ほど高いグレードのマイレージカードを選ぶとマイルが貯まりやすくなる。ボーナスマイルやフライトマイルの割増が一般カードの2 倍以上になるからだ。逆にほとんど空路を利用しない場合は一般カードで十分だ。たまに乗ったときにフライトマイルを貯めておけばいいからだ。

 

ショッピングだけでマイルを貯めている人を「陸(おか)マイラー」と呼んでいるが、陸マイラーはショッピングだけでマイルを貯めている。マイレージカードの他にポイントが貯まりやすくマイルに移行できるクレジットカードをサブカードとして利用しているのだ。サブカードはポイント有効期限がなるべく長いか期限のないカードを選ぼう。そうすればマイルの有効期限を最大限に引き伸ばすことができる。

 

6. 交通費
通勤や通学に電車などを利用している場合は交通機関が発行しているクレジットカードを利用すると交通費の節約にもつながる。鉄道会社が発行している SuicaやPASMOといった運賃に利用できる電子マネーと連動しているので普段の利用でも便利な点がある。それはオートチャージ機能だ。電子マネーは前払方式で残高がなくなるとチャージして再利用が可能だが、オートチャージ機能を利用すれば残高がなくても自動的にクレジット機能により補充される。そのため、つい残高切れを忘れていて改札を通れないという恥ずかしい失敗がなくなる。

 

こうした交通系のクレジットカードは、当然だが通勤・通学に利用している鉄道会社が発行しているものを選ぼう。その交通機関の沿線にある関連する百貨店を利用する場合もメリットがあるからだ。例えば東急カードの場合は貯まったポイントはPASMOにチャージして運賃として利用でき、1ポイント1円で東急の店舗で利用できる。

 

 

追加発行できるカードで選ぶ

 

クレジットカードに追加して発行できるカードを子カードと呼んでいる。これに対して基本的なクレジットカードを親カードと呼ぶ。つまり親カードがなければ子カードの発行はできない。子カードはいくつか種類がありそれぞれにメリットがあるので、親カードを選ぶときも子カードを意識して選ぶといい。クレジットカードが発行されてから子カードを作ってみたいと思っても、子カードに対応していないクレジットカードであればまた申込し直さないといけないからだ。

 

1. 家族カード
クレジットカードはカード会員以外は利用できないというのが鉄則で例外はない。つまり家族であってもカードを共有することはできないのだ。そのため家族カードというサービスがある。一般的に一枚のクレジットカードで3枚程度の家族カードが発行できる。家族は同居している必要はなく生計を共にしていればいい。つまり単身で居住している大学生の子供にも家族カードは発行できる。家族カードは親カードの支払に遅れがなければ簡単な審査で発行することができる。支払いは親カード会員が行うので家族会員の属性などはあまり問題にならないからだ。

 

家族カードは年会費も親カードより低い設定になっている。グレードの高いカードでは無料のケースもあるが、三井住友VISAカードのクラシックカードでは家族カードの年会費は420円。どこのクレジットカード会社でもこれくらいが標準だ。家族カードの年会費はカード会社によって違いがあるので、追加する予定があるなら年会費を比較してからクレジットカードを選ぶことも節約につながる。ただし家族カードを発行できないクレジットカードもあるのでチェックしてから申し込みしよう。

 

家族カードは親カードの利用枠の範囲内で使うことができるのが一般的だ。個別の利用枠の設定がないので家族カードを使いすぎると肝心の親カードの利用ができないというケースもある。それが嫌であれば利用枠をそれぞれ決めることができるカードを選ぶ必要がある。SBIカードや一部のゴールドカードなどではそれが可能だ。

 

2. ETCカード
ETCカードは高速道路をノンストップで精算できるETCシステムには必須の子カード。高速料金無料化の社会実験が始まってから以前ほどの魅力はなくなっているが、それでもすべての高速道路が無料ではないので必要としている人も多い。ETCカードが追加発行できるクレジットカードは多いが、最近では発行手数料が必要なケースも増えている。以前はほとんどが無料だったが、クレジットカード会社のサービス縮小は、あまり利用されていないサービスに対して行われる傾向がある。ETCカードはその対象となったようだ。

 

ETCカードのサービスはどこのクレジットカード会社でも全く同じだ。つまりETCカードを比較する場合は年会費や発行手数料の有無だけで充分だ。それと親カードがETCカードの発行が可能なカードカどうかをチェックすればいい。ETCカードは複数持つことができるが、個人と事業用とで使い分けするといった場合以外はあまり複数持つ意味はない。マイレージポイントはカード単位で合算することができないからだ。

 

親カードとの組み合わせで考えるとガソリン代や節約できるガソリンカードや、ドライバイー向けのクレジットカードに追加すると効率的に節約できる。ETCカードの利用分もポイント付与されるので、ガソリン代の節約にもつながるからだ。

 

3. 後払い式電子マネー
前払方式の電子マネーにはEdyやSuica、PASMOといったものがあるが、残高がなくなるとチャージする必要があるという共通点がある。そこでクレジットカード会社が開発したのが、後払い方式の電子マネーだ。子カードというよりも追加サービスといったほうがいい。カードではなく携帯電話でも利用できるからだ。また、親カードそのものにICチップを搭載して電子マネー機能を利用できる一体型のサービスもある。

 

後払い方式の電子マネーではクレジット機能を利用しているのでチャージの必要はないが、利用枠は制限される。1ヶ月利用する分には充分な金額が設定できるので、前払方式に比べると残高を気にする必要はない。前月分の請求金を支払えば利用枠が復活するのはクレジットカードの請求と同じしくみだ。

 

後払い方式の電子マネーは4種類ある。
・iD(三井住友カード、NTTドコモなど)
最も発行枚数が多く1500万枚を突破し、前払方式の電子マネー並みの普及率。利用できる端末機もダントツで多い。
・QUICPay(JCB系列)
iDに次いで発行枚数は多いが1/3程度と大きく水をあけられている。JCBブランドのクレジットカードに追加することができる。
・Smartplus(三菱UFJニコス系列)
クレジットカード会社の発行する電子マネーとしては最も普及率が低い。システムが同じVISA TOUCHと合わせてもQUICPayの半分程度。
・VISA TOUCH(VISAグループ)
VISAブランドのグループVJAが採用した電子マネーで、システムはSmartplusと同じ。
・PiTaPa(関西の交通系)
PASMOの関西版だが交通系には珍しく後払い方式を採用。地域限定なので普及度は低い。

 

後払い方式の電子マネーはどれも基本的機能はおなじなので、利用できるところが近くにあるかどうかで判断することが必要。特によく利用するコンビニで使えるかどうかが重要な比較ポイントだ。

 

 

機能で選ぶ

 

クレジットカードには基本的な機能としてショッピングとキャッシングがあるが、それ以外の機能が付帯されていることもある。子カードの中でも電子マネーは機能が付帯できると言ってもいい。またクレジットカード会社以外が提供している機能が利用できるカードもある。最も多いのは銀行のキャッシュカード機能があるクレジットカードだ。一体型カードとも呼ばれているが、銀行と提携して発行されているクレジットカードのほとんどはキャッシュカード機能が付いている。一体化することでカードの枚数が増えることがなく便利だ。ETCカードにも親カードと一体となったものがある。

 

後払い方式の電子マネーはもちろんだが、前払いの電子マネー機能と一体型と練っているクレジットカードも多い。楽天カードはすでにすべてのカードにEdy 機能が付帯されている。その他にもSuica、PASMOといった交通系の電子マネーは鉄道会社発行のクレジットカードでは一体型を選ぶことができる。オートチャージ機能が利用できるので通勤に利用している場合は選択肢の一つに含めるといいだろう。

 

ICカードが普及すればいろいろな機能を追加できるクレジットカードが増えてくるだろう。民間のサービスだけではなく健康保険証などもクレジットカードの機能として搭載できる日もそれほど遠くはない。

 

 

グレード

 

クレジットカードにはグレードがあり、それによって年会費や審査基準が大きく違う。また提供されるサービスの質も大きな違いがある。クレジットカードを比較する時には、グレードを最初に決めておく必要がある。もし自分の属性などに合っていないグレードのカードに申し込んだとしたら、クレジットカード審査で却下される可能性が高いからだ。

 

クレジットカードには大きく分けて次のようなグレードがある。

 

1. 一般カード
最も発行枚数が多く普及しているグレード。クラシックカード、一般カードといった名称で発行されているがクレジットカード会社によっては色で表現されることもある。シルバー、ブルー、グリーンといった色の名前がよく使われている。年会費無は無料から2000円程度まででそれほど高額ではないが、一般的なサービスは一通り付帯されていることが多い。初めてクレジットカードを申し込む場合はまず一般カードから選ぶのがおすすめ。最初からゴールドカードでも問題はないが、その場合はある程度の属性と勤務年数、年収が必要となる。

 

同じ一般カードでもプロパーカードと提携カードでは多少サービス面での違いがあるので、詳しくは「提携カードかプロパーカードか」を参照。

 

2. ゴールドカード
ゴールドカードは年会費10500円と一般カードに比べると高い設定だが、提供されているサービスの質は大きく違う。海外旅行傷害保険の補償金額も倍増し、ポイントプログラムも優遇されることが多い。さらにゴールドカード以上でなければ付帯されないサービスとして、空港ラウンジ無料サービスを受けることができる。ただし、ゴールドカードには昔ほどのステータスはないと言われている。どこのクレジットカード会社のサービスもほとんど変わらなくなってきている上に、申込可能な年齢も引き下げ傾向にあるからだ。

 

ステータスを求めるのであればさらにグレードの高いプラチナカードが存在するゴールドカードを選ぶといいだろう。日本ではJCB、三井住友VISAカード等がプラチナカードを発行している。これらのプラチナカードはゴールドカード会員の中から招待された会員だけが申し込み可能だ。そのためプラチナカードを取得するためにゴールドカードに申し込みをするという人もいる。その点ではステータスを得るためのステップとしてゴールドカードがあると言えるかもしれない。

 

3. 20代向けゴールドカード
ゴールドカードカードのサービスを縮小して年会費も2000円〜3000円程度に抑えた20代向けのゴールドカードが発行されている。ステータスという面ではメリットはないが、本格的なゴールドカードでは審査を通過しない若年層でも入会が可能。特に最終的に本格的なゴールドカードに自動移行するカードは、ステータスを求める若い人向け。サービス面では大差がないので比較する場合は自分の都合に合わせて、自動移行か、そうでないかによって選ぶと良い。

 

サービス面では一般のゴールドカードに比べるとかなり見劣りがする。名称にゴールドカードとあるので比較してしまうからだが、逆に一般カードと比較するとメリットを見いだせる。ポイントの優遇や付帯保険の補償金額を考えると一般カードとの年会費以上のメリットはある。

 

4. プラチナカード
プラチナカードには自分で申し込みできるものと、クレジットカード会社からのインビテーション(招待)がないと入会できない二つのタイプがある。申込可能なプラチナカードは年会費も2〜3万円程度に抑えられているが、付帯保険などの補償金額は充実しているものが多い。こうしたプラチナカードにはSBIプラチナカード、セゾン・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード、MUFGプラチナアメリカン・エキスプレス・カードなどがある。

 

インビテーション制のプラチナカードはJCBザ・クラス、三井住友VISAプラチナカード、楽天ブラックカード、アメリカン・エキスプレス・プラチナカードなどがある。楽天ブラックカードはインビテーション制のプラチナカードの中では最も年会費が安い。

 

どのプラチナカードにもプライオリティ・パスが付帯されているので、この年会費(399ドル)が無料になることを考えると実際のカード年会費はそれほど高くない。ただし、海外旅行が多くカードショッピングの利用もそれなりに多くなければプラチナカードのサービスは使いこなせないので、一定以上の年収は必要だ。

 

5. ブラックカード
アメリカン・エキスプレスのセンチュリオンやダイナースクラブのプレミアムカード、SBIワールドカードなど年会費10万円以上の富裕層向けのカードを日本ではブラックカードと呼んでいる。これらのカードはサービスの詳細も公開されていないので比較することはできず、比較する意味もあまりない。一部の富裕層向けのクレジットカードなので、入会自体が困難だからだ。センチュリオンにいたっては会員を募集しているかどうかもわからない。

 

 

提携カードかプロパーカードか

 

クレジットカードは大きくプロパーカードと提携カードに分けることができる。企業や非営利団体と提携してカードを発行しているのか、クレジットカード会社単体で発行しているのかで分けられている。カード会員にとってのメリットは提携カードが大きいので、現在発行されているクレジットカードの大半は提携カードだ。しかし全体的にサービスが多く提供されているのはプロパーカードなので、ポイントを貯めるために提携カードを利用し、付帯保険や海外旅行向けサービスを利用するためにプロパーカードを持つという使い方が一般的だ。

 

こうした使い方にはメインカードとサブカードという考え方がある。ポイントを貯めるためには一枚のカードで集中してショッピングするのが最も効果的だ。そのため最もポイントが貯まりやすいクレジットカードをメインとして利用する。これがメインカードだ。サブカードはメインカードにはないサービスを使うために持つという考えで、クレジットカードのサービスを効率よく活用する方法として合理的な考え方だ。

 

ポイントが貯まりやすければメインカードはプロパーカードカードでも提携カードでも構わないが、海外旅行傷害保険などの保障が充実しているのは年会費が有料のプロパーカードだ。メインカードとサブカードで使い分けるとすれば、どちらも年会費が有料というのは負担が大きいので、ポイントが貯まりやすい年会費無料のカードをメインにするといいだろう。

 

最近ではプロパーカードも提携カードも年会費有料で条件付無料というパターンが増えている。クレジットカード会社もそれだけ利益を確保する必要があるということだ。利用するカード会員としても条件付で無料になるカードのメリットは大きい。メインカードとサブカードとしての要素が二つそろっているからだ。ポイントがよく貯まり、サービスも一通り提供されているので1枚で十分という考え方もできる。ただし、ポイントが優遇されていてもそれほど爆発的にポイントが貯まるというわけではないので、あまりポイントにこだわらずなるべく多くのサービスを無料で利用したいという人向けのクレジットカードだ。

 

 

ブランド

 

クレジットカードのブランドは大きく国内ブランドと国際ブランドに分けられる。国内ブランドは名前の通り国内でしか利用できないブランドで、このブランドしか無いカードを国内カードと呼んでいる。国際ブランドはVISA、マスターカード、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブといったブランドで、世界中に加盟店ネットワークがあるので海外でも利用できる。国際ブランドが付与されているカードは国際カードと呼んでいる。

 

日本では単独ブランドだけで海外利用できるクレジットカードを発行しているのは、三井住友VISAカードとJCBだけだ。それ以外のクレジットカード会社は自社ブランドと国際ブランドを併用したダブルブランドと呼ばれているカードを発行している。海外での信用度を考えるとシングルブランドの方がいいだろう。しかしショッピング利用はダブルブランドでも問題なくできるので、それほどシングルブランドにこだわる必要はない。

 

かつては国内カードも一般的に発行されていたが、現在はほとんどが国際カードとして発行されている。しかし、全く海外利用することがない高齢者などは国内カードだけで充分だ。国際カードは年会費が高いからだ。クレジットカード会社としては海外旅行向けサービスを提供するのに経費がすでにかかっているので、なるべく年会費が高い国際カードをメインに発行することが必要だが、利用者もそれに合わせる必要は全くない。海外利用はほとんどしないという人は国内カードをメインにして、万一のために年会費無料の国際カードを持っておけば充分だ。

 

ただしオンライン申込では国内カードの受付はしていない。クレジットカード申込書に記載する方法でないと国内カードを選択できないので、申込書を取り寄せる必要がある。また国際ブランドのカードしか発行していないJCB、VISAグループのカードでは国内カードはない。クレジットカード会社の事情を考えると他社も国内カードの発行を中止することも今後は考えられるかもしれない。

 

国際ブランドの中でどれを選ぶかは個人の自由だが、ダイナースクラブは高級店の加盟店が中心なので、一般的なショッピング利用がメインの場合は最初に作るクレジットカードとしては向いていない。アメリカン・エキスプレスもその傾向があるが、JCBと提携しているのでJCB加盟店で利用できることを考えると国内利用は問題ない。

 

海外で一般的なのはVISA、マスターカードといったブランドで、JCBは後発の分使えない加盟店もまだ多いようだ。海外利用も多いという人は最初に VISAやマスターカードのクレジットカードを選択すると良い。2枚目以降は最初とは違うブランドを選ぶのが鉄則だ。なるべく多くのブランドを持つことで利用できない加盟店がないようにするためだ。JCBは海外の主要都市にJCBプラザがあり日本語で案内してくれるので、一枚はJCBブランドを持っていると便利だ。これはJCBブランドであれば提携カードでも構わないが、海外旅行するときはクレジットカードを携帯する必要がある。

 

 

キャンペーンの特典で選ぶ

 

クレジットカード会社では定期的にキャンペーンを行ってカード会員を獲得している。自分が使ってみたいクレジットカードがキャンペーン中であれば、その機会に申し込みするとお得だ。しかしキャンペーンの特典目的でカードを申し込みするとあとで困ったことになる。これは知人などに頼まれて義理でクレジットカードを作った場合も同じだ。

 

まず年会費の問題がある。初年度は無料というクレジットカードが多いが、そのままにしていると次年度に年会費が引き落としされてしまう。キャンペーン目的で入会したカードは使っていないことが多いので、無駄な支払いをすることになる。

 

それでは年会費無料であればいいかというと、その場合も問題が生じることがある。割賦販売法が改正され2010年12月から実施されるが、その中にクレジットカードの利用枠を制限する規制が含まれている。年収から生活維持費を差し引いた金額が利用枠の上限となるのだ。この利用枠は残高がなくても計算に含まれるので使っていないクレジットカードが多ければ、新規のカードを作ることができなくなる可能性がある。

 

使わないクレジットカードは解約をすることが必要だが、特典目的で何度も入会してすぐに解約をするということを繰り返していると、審査を通過しなくなる可能性が高い。クレジットカード会社としても使ってもらうためにカードを発行するのであって、発行の手間と経費だけがかかるのであれば利益がなく経費だけかかることになる。明らかに使う意志がない申込と判断されてしまうのだ。

 

キャンペーンを利用してクレジットカードを作るときはこうしたことを充分に考えて、必要なカードだけを作ることが大切だ。キャンペーンの特典はメリットがあるが、やり過ぎるとそれ以上のデメリットが待っている。

 

 

デザインで比較する

 

クレジットカードが普及し始めた当初は、プロパーカードのデザインは一律で一般カードはシルバー、ゴールドカードが金色という2種類が基本だった。提携カードはそれぞれの提携企業のカラーがあるので、プロパーカードに比べると変化のあるデザインだったが、それでも現在のようにデザインを選ぶことが出来るクレジットカードはまったくなかった。

 

いまでは数種類のカードデザインの中から自由に選ぶことができるクレジットカードもあり、デザインの選択肢が広がっている。またキャラクターカードと呼ばれているクレジットカードも多く発行されているので、アニメやミュージシャン、歴史上の人物のキャラクターカードまで発行されているので、好きな人にとっては選ぶ楽しみが増えたと言える。

 

クレジットカードは常に携帯しているので自分の好きな色やデザインで選ぶこともクレジットカード比較のひとつの方法だ。特にキャラクターカードではポイント還元の方法として、そのキャラクターのグッズが提供されていることが多いので、それを目的に選ぶ人もいるだろう。クレジットカードにはショッピング機能以外に様々なサービスが提供されているが、キャラクターグッズの提供もサービスの一つと考えればカードの選び方として問題はない。

 

近い将来には自分でクレジットカードのデザインを決めることが出来るようになるかもしれない。デジタル印刷の技術が発達しているので、審査で承認されてからデザインを印刷するということも可能になったからだ。

 

 

クレジットカード系列を比較

 

クレジットカード会社は系列で分類することができる。その系列によって発行されているクレジットカードにも特長があるが、最近はクレジットカード業界の再編成が進んで以前とは違う系列となっている。

 

1. 銀行系クレジットカード
銀行系クレジットカード会社から発行されているカードだが、銀行系クレジットカード会社の定義が最近では違ったものになっている。もともと銀行本体がクレジットカードを発行することは銀行法で禁止されていたので、関連会社として設立されたのが銀行系クレジットカード会社だ。都市銀行や地方銀行の関連会社で、その銀行グループのカードブランドを発行するという形態が長年続いている。

 

しかし最近では旧信販会社や流通系クレジットカード会社が銀行グループの子会社となるケースがある。旧日本信販やOMCカードが典型的な例だ。日本信販は当初UFJ銀行の子会社になり、UFJカードと合併してUFJニコスという社名に変更する。その後UFG銀行が三菱東京銀行と合併すると、今度はDCカードとも合併して現在の三菱UFJニコスとなった。OMCカードも同様にセントラルファイナンス、クオークを合併してセディナとなったのだ。

 

これら二つのクレジットカード会社は資本としては銀行系なので銀行系クレジットカード会社と言える。しかし発行しているクレジットカードはそれぞれ信販系、流通系とも言えるのだ。ただし現在、三菱UFJニコスは信販系のニコスカードの発行をすでに中止しているので、実質的に銀行系クレジットカードだけを発行している。セディナは現在でも流通系の特長があるクレジットカードの発行を継続している。

 

銀行系クレジットカードの特長はサービス面で広く浅くサービスを提供するというイメージだ。付帯保険やポイントプログラム、海外旅行向けサービスなど主だったサービスが付帯されているが、突出したサービスもない。あえていうならばステータスがあると言える。これは信販系や流通系ではほとんど発行していないプロパーのプラチナカードを発行しているからだ。ゴールドカード会員の中でも限られた会員だけを招待することで入会が可能になるプラチナカードは、富裕層を取り込む戦略として存在しているが、同時にブランドのステータスを高めるという意図もあるようだ。

 

2. 信販系クレジットカード
信販会社が発行しているのが信販系クレジットカードだ。信販会社はだいぶ淘汰されてきたので一時期ほど多くはなくなっている。日本信販、セントラルファイナンス、クオークは合併により現在は存在しない。それぞれ三菱UFJニコスとセディナとなったからだ。国内信販も楽天KCとなって信販事業はオリエントコーポレーションに譲渡している。現在、信販会社と言えるのはジャックス、セディナ、オリエントコーポレーション、ライフ、アプラスといったところだが、セディナは旧OMCカードが存続会社なので、クレジットカード会社としての活動がメインだ。

 

信販会社はもともとショッピングクレジットやオートローンの取り扱いが中心で、クレジットカード事業の比率が低い会社も多い。ショッピングクレジットを発展させたのがクレジットカードという背景があるので、審査基準も信販事業に準じているためか銀行系に比べると入会しやすいというイメージが定着している。実際は銀行系も信販系も審査基準に大差はない。属性と実績のどちらを優先させるかということで審査結果に多少差があるのかもしれない。ただし過去に支払遅延があればどんなクレジットカードも審査は通過しない。

 

サービス面では銀行系のクレジットカードと比べるとポイントプログラムを充実させているクレジットカード会社が多い。オリエントコーポレーションやライフなどはポイントがよく貯まるクレジットカードを発行していることで知られている。

 

3. 流通系クレジットカード
流通系クレジットカードは百貨店やスーパーを親会社としているクレジットカード会社が発行するカードだ。しかし親会社が破綻して銀行グループに吸収されたクレジットカード会社も多い。旧OMCカードが存続会社となっているセディナやクレディセゾン等がその代表的な例。流通系のクレジットカード会社は基本的には親会社の店舗への集客を目的として設立されている。親会社の店舗で展開しているポイントサービスに対応したポイントカードから発展してきたとも言える。そのため特定店舗でのポイント優遇や割引サービス等に特長がある。

 

元々はハウスカードから発展してきているので、親会社の店舗以外でのメリットは少ないと言えるだろう。伊勢丹アイカードなどはVISAと提携しているが、基本的にはハウスカードの形態を維持している。VISAから直接ライセンス供与を受けている珍しい形態のハウスカードだ。

 

セディナやクレディセゾンは流通系のクレジットカード会社から脱却を図っているようだ。流通系クレジットカードでは親会社に拘束されるので、提供しているサービスも女性向けの割引サービスが中心で会員も女性が多い。セディナやクレディセゾンのように実質的に流通系の親会社がなくなったクレジットカード会社は、男性向けのクレジットカードの発行も行なっている。セディナが最近2種類の本格的なゴールドカードを発行したことや、クレディセゾンがアメリカン・エキスプレスと提携してゴールドカードやプラチナカードを発行していることもそうした動きの一つだ。

 

4. オイル系クレジットカード
オイル系やガソリン系のクレジットカードと言われているのは、いわゆるガソリンカードのことだ。このカードも元々はガソリンスタンドのハウスカードから発展している。しかし現在では、提携カードとして発行しているカードが多い。信販系や流通系のクレジットカード会社との提携カードとして、ガソリン代が割引になるサービスを提供しているのだ。例外はあるが独自にクレジットカード会社を設立すると、初期投資や経費がかかり過ぎるという理由があるのだろう。ガソリンの利幅がそれほど大きくないので、流通系のように独立したクレジットカード会社を設立するのは経費倒れに終わる可能性が高いのだ。

 

オイル系クレジットカードの特長は年会費無料で、付帯保険などはほとんどなくガソリン代の割引サービに特化しているところにある。スタンドのポイントカードから発達したので年会費を支払ってまでカードを作りたいというドライバーは少ない。ガソリン代を節約するために年会費は支払いたくないのだ。年会費が有料のガソリンカードも一定金額を利用すれば年会費が無料になる条件付となっている。

 

5. 交通系クレジットカード
交通系のクレジットカードにはいくつか種類がある。鉄道会社が発行している場合や高速道路会社発行、航空会社が発行するマイレージカードも広い意味では交通系クレジットカードと言える。いずれの場合もそれぞれの交通手段にかかる運賃などを節約できるサービスが付帯されているのが特長だ。ここでは鉄道会社発行のクレジットカードについて解説する。

 

鉄道会社が発行するクレジットカードでは前払いの電子マネー機能付きが特徴となっている。SuicaやPASMOの機能が付いていてオートチャージに対応している。SuicaやPASMO基本的には運賃を清算するための電子マネーだが自動販売機や一部の店舗などでショッピング利用もできる。残高を気にしないですむオートチャージ機能は通勤や通学に使っている場合には便利なサービス。自分が利用している交通機関が発行するクレジットカードを選ぶといいだろう。

 

同じ鉄道会社でも百貨店も経営している場合は、交通系と流通系の特長が混ざっている場合が多い。東急や小田急などが発行しているクレジットカードでは貯まったポイントは関連店舗での買い物にも利用でき、PASMOにチャージして運賃としても利用できる。それぞれの沿線に住んでいる人にとっては便利なクレジットカードだ。

 

6. その他の系列
海外ではクレジットカードを発行しているのは金融機関というのが一般的だ。国際ブランドからカード発行会社に付与される4桁の数字をBINコードと呼んでいる。海外利用できるクレジットカードのカード番号最初の4桁のことだ。このBINコードは「銀行識別コード」と和訳され、BはBankを意味している。つまり銀行がカード発行することを前提にしているのだ。

 

ところが日本では銀行が直接クレジットカードを発行できなかった期間が長いので、銀行本体がカード発行すること自体が珍しい。その代わりあらゆる業種でクレジットカードが発行されているので、系列に分けることもできないクレジットカードも多い。

 

自動車メーカー系列ではトヨタファイナンスがクレジットカードを発行している。提携カードとしてクレジットカード会社から発行するメーカーが多い中で、自社ブランドを持って発行している。自社発行でも提携カードでもこうしたメーカー系のクレジットカードは、ディーラーでの利用にメリットがある。カーオーナー向けのサービスがメインなので、自分が持っている車のメーカーが発行しているカードを選ぶことになる。それ以外の目的で入会してもあまり意味がない。

 

ネット系列とでも名付けたほうがいいのか、Yahoo!Japanと楽天もクレジットカードを発行している。どちらも提携カードでポイント還元率も同じ、 Yahooショピングを利用するか、楽天市場を利用するかで比較する必要がある。楽天カードは提携カードだが、カードを発行している楽天KCは楽天グループの会社なので実質的には自社発行と言ってもよい。またどちらも電子マネーが搭載されているが、楽天カードはEdy、Yahoo!カードはSuicaという違いがある。電子マネーの違いで比較してもいいだろう。

 

SBIカードはソフトバンク系列のクレジットカード会社だ。発行されているクレジットカードは既存のカード会社にはない特長を持っているため、系列では語れない特殊なクレジットカードだ。根本的に他のカードと違うのは口座引落日を自由に設定できることだ。しかも変更も可能なので転職で給与日が変わっても対応できる。その代わり利用できる金融機関が特定されているが、ネットバンキングが可能なので近くに支店がなくても問題ない。

 

SBIカードの家族カードも他社にはない特長がある。利用枠を設定できることもそうだが、そもそも家族でなくても発行が可能だ。第三者に家族カードを与えるケースはほとんどないが、離婚などで籍から外れた子供に与えるなど利用できるケースはあるだろう。

 

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