クレジットカード%は、カード会社勤務歴26年の管理人がクレジットカードに関するあらゆる情報を提供します。
クレジットカード


クレジットカードのキャッシング

キャッシングとはクレジットカードでお金を借りることを言います。ショッピングと違いお店ではなく直接ATMなどから借り入れします。最近では銀行や郵便局のATM、インターネットや携帯電話でも即日借入ができ便利になっています。借りやすい反面大きな落とし穴もありますので、キャッシングを利用する際は十分な知識が必要です。

貸金業法の改正によりほとんどのカード会社が前倒しで金利を引き下げています。それまでは高金利だったため利用を控えていた人も利用しやすくなりましたが、リボルビング払いでの利用は残高が減らず15%以上の金利ではまだ高いといえます。このコーナーで正しい知識を身につけてから利用しましょう。

キャッシングの基本

キャッシング機能はショッピング機能と並んでクレジットカードの基本機能の一つで、お金を手軽に借りることができるサービスです。融資を受ける場合にはそのつど契約書を作成して借り入れる証書貸付の制度が一般的でしたが、クレジットカードの普及とともに手軽に借り入れができるキャッシングも普及しました。

ところが利息制限法の上限金利を超える金利設定が一般的であったため、借りすぎによる多重債務が社会問題化し、貸金貸金業法の改正により出資法の上限金利も引き下げられました。それまでは29%に近い金利設定であったものが、現在では20%を超える金利の設定はできなくなりました。

しかし、それでも高い金利であることは間違いなく、基本的にはクレジットカードのキャッシングをメインで利用することはお勧めできません。クレジットカードのキャッシングはあくまで一時的な利用にとどめておくことが基本といえます。このコーナーではキャッシングの基本を理解して、正しい利用方法ができるよう情報を公開しています。

キャッシングの借り方

借りる方法はカード会社によっていろいろな方法がありますが、基本的にはATMでキャッシングするのが一般的な方法です。ATMもカード会社のATMの他に提携している金融機関のATMが使えます。提携金融機関が多いカード会社を選ぶのもひとつの方法ですが、いくら多くても近くになければ意味がありませんし、ATM以外のキャッシング方法も多くあるので、それほどこだわる要素ではありません。

最近増えてきているのがインターネットによるキャッシングです。カードの申込もインターネットでできるので、すべてインターネットで完結してしまいます。誰にも会わずにカードができるといったうたい文句で設置された自動契約機もインターネットの時代になり影が薄れてきています。

電話でのキャッシング申し込みもあります。外にいてATMも近くにない場合は、携帯電話での申し込みが便利です。それほど急ぐケースがあるかどうかはわかりませんが、誰にも気づかれないということでは、インターネットと同様の効果があります。

いずれにしてもキャッシングする時の注意点としてはなるべく遅く借りるということです。1日単位で金利が加算されるキャッシングは、前もって借りるのではなく必要な時期までは借りないということが大切です。

キャッシングの返済方法

キャッシングの返済については、クレジットカードと違い1回払いとリボルビング支払いが基本となります。貸金業法上、貸付業者は返済の申し出はいつでも受けないといけないので、いつでも元金を返済することも可能です。具体的な返済は通常口座振替によるものと、ATMなどでの返済方法があります。

ただし、借入れするときは銀行などのATMを利用できますが、返済に関してはコインに対応していないATMもあるため、各社の専用ATMでないとできないケースが多くなっていますので、返済可能なATMの場所は確認しておきましょう。他にも返済方法としては直接カード会社の口座に振込む方法や、店頭で支払う方法もありますが、近くに店舗がなかったり、振込手数料がかかったりしますので口座振替とATM返済が基本となります。

◆元金均等返済方式
 元金だけ毎月一定金額で支払いますが、プラスして残高kに対する金利も支払います。
◆元利金等返済方式
 元金と金利を含めて一定金額を返済します。月々の支払いが一定のため返済しやすいですが、残高の減り方は遅くなります。
◆残高スライド方式
 残高が増えるにつれ支払い金額が多くなるスライド方式で、元利均等方式が多い。残高の減り方は一番少ないため注意が必要。

上記の返済方法の他に1回払いで返済する方法があります。キャッシングは金利が高いため1回払いでの支払を原則としないと金利負担が大きくなります。1日単位で利息が加算されるキャッシングは早めに返済を完了させることが鉄則です。

すぐには返済できなくてもまとまったお金ができたときに、元金へ充当しておくことが大切です。貸金貸金業法により貸金業者は返済を拒むことができないので、いつでも好きなだけ返済することが可能です。このメリットを生かして早めに完済することを心がけましょう。

キャッシングの借入れ枠

クレジットカードのキャッシング借入枠というのはクレジットカードのショッピング枠を含めたカード全体の借入枠の50%〜70%程度が一般的です。キャッシングを枠いっぱいまで利用してしまうとショッピング枠がほとんどなくなり、クレジットカードとしての機能が半減してしまいます。この点から考えてもクレジットカードのキャッシングを利用せず、融資専用のカードローンを利用することをお薦めします。カードローンを別に所有していればクレジットカードはショッピング専用として利用できます。

本来クレジットカードはショッピングクレジットの手間を省き、クレジットカード会社・加盟店・顧客全てが簡便な手続きで利用できるシステムとして普及してきました。その便利な機能が利用できなるのであれば本末転倒となりますので、キャッシングの利用はしないで必要であればカードローンを持つのがクレジットカード本来の使い方だと思います。 クレジットカード会社もキャッシングは今後主力でなくなることは十分承知していて、融資専用カードの低金利化に力を入れ、新商品を積極的に推し進めていますので、法改正という追い風もあり入会するにはいい時期かもしれません。

逆にクレジットカードはキャッシング枠をゼロにするのもひとつの方法です。キャッシングを利用したことにより、残りの利用枠を気にすることもなくなります。また、つい使ってしまうキャッシングを抑制する意味でも大きなメリットがあります。

クレジットカードのキャッシング金利

 キャッシングの金利については、貸金業法改正以降それまでの26%前後から18%程度まで引き下げが行われています。引き下げの実施は2010年までに行なうことになっていますが、各社先行して引き下げを実施しています。金利の高い会社というイメージを残したくないためでしょう。

 お金を借りる基本姿勢としては必要な時に必要なだけ借りるという計画性があるに越したことはありません。しかし、どうしても突然の出費というのはありますし、すべてのことに対して事前に準備できている人は多くないと思います。キャッシングを利用する場合はおそらくそんなケースが多いのではないでしょうか。
 キャッシングを利用する場合には1回払いを基本にして利用をすることが大切です。その基本を守るとショッピングクレジットよりも金利負担が少なく利用できる場合があります。

 2010年までにはクレジットカード会社、消費者金融業者すべてが20%を超える金利が設定できなくなります。実質的には他社との兼ね合いで18%以下の金利が体制を占めることになりますが、リボ払いで利用すると18%の金利は負担となります。
 キャッシングの最大のメリットは手軽に借り入れができることと、いつでも自由に返済ができ、返済日以降の金利負担がないことです。ショッピングの場合は一括で支払うと事務手数料の名目で数10%の手数料を取られてしまいます。このメリットを活かすためになるべく早めに一括返済することを心掛けると健全な利用が可能です。

キャッシングには保険がない

カードショッピングとカードローンの大きなの違いのひとつに盗難保険がないということがあげられます。保険がきかないというよりも保険そのものが存在しないのです。つまり、盗まれて使われた場合でも、カードの持ち主がその損害を負担しなくてはいけないということです。これはキャッシング専用のカードローンだけではなくクレジットカードのキャッシングを利用した場合でも同じです。

しかし、キャッシングやカードローンが悪用されるケースはほとんどありません。クレジットカードの場合はインターネットショッピングで利用する場合は、クレジットカードの番号だけで買い物ができるケースがほとんどです。そのため番号がわかられただけで悪用されるケースがありますが、キャッシングの場合は暗証番号がわからないと利用ができません。ですから同じクレジットカードでもキャッシングが悪用されるケースはまれなことなのです。

それでもキャッシングが悪用されるケースは現実に存在します。私が経験したケースは次のケースです。

@暗証番号を知っている家族が利用したケース
A暗証番号が生年月日のため一緒に盗まれた免許証から類推された
B電話で暗証番号を聞きだして悪用した 

つまり暗証番号の管理をしっかりしていれば悪用されることはないといいっていいでしょう。ポイントとしては家族であっても暗証番号は教えない(まして電話で暗証番号を教えるなどということは論外です)。それと類推されない暗証番号にすることが大切です。

保険がないということは万一の場合には借りてもいないお金の支払いを続けることになります。上記のポイントだけは必ず抑えておきましょう。

クレジットカードも盗難保険がかけられていますが、クレジットカードのキャッシング利用に関しては同様の理由により保険が適用となりませんのでご注意ください。

貸金業法改正のキャッシングへの影響


貸金業法の改正案が可決され、今後の借り入れについてどういった影響があるのか考えてみました。

◆出資法の上限金利の引き下げ
利息制限法に合わせて上限金利が20%まで引き下げられます。これにより今まで利息制限法の上限金利を超えた貸付について認められていた「みなし弁済」の条項が削除されます。グレーゾーンが存在しなくなるので当然のことです。借りる側にとっては安く借り入れできるので問題はありません。貸し渋りにより闇金に流れるのではないかという意見もありますが、ヤミ金融で借りるまで切羽詰った状況であれば、弁護士等に相談しなければならない所まで来ているといえます。一定の審査基準に満たないのに金利を高くして貸し倒れをカバーして、無理に貸し付けていた今までの状況が異常だったということでしょう。

◆過剰貸付の禁止(総量規制)
原則年収の1/3が上限となります(他社借入含む)。1000万円近くの年収がないと300万円のカードローンは作れない計算になります。しかも他社の残高も考慮されます。しかし、担保ローンなどは対象外となり、場合によっては配偶者の承諾があれば収入は合算可能です。いずれにしても一時的な利用にとどめることが原則ですので、それほど大きな枠は必要ないといっていいでしょう。

貸金業者は「指定信用情報機関」への加入が義務付けられますので、他社借り入れについてもすべてわかる仕組みとなります。消費者金融系ではなくても信販系、銀行系であっても貸付を行う業者はすべて同じ個人信用情報機関を利用することになります。クレジット系列のCICや系列のないCCB、消費者金融系のテラネットが指定機関に登録する予定です。この3社で情報を共有するシステムとなりそうです。

【トップへ】
クレジットカード♯ > クレジットカード