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クレジットカード犯罪

初めてクレジットカードを申し込む場合に聞いたことのない業者へ申し込む方はいないと思います。しかし、何枚かすでに持っていてキャッシング枠がいっぱいになり、さらに借入れしたいと切羽詰った時には怪しい業者に手を出してしまう場合があります。ここではその手口や、悪徳業者の見分け方を伝授します。

ショッピング機能がついているカードを発行している会社は問題ありません。なぜかというとショッピングには加盟店が必要であり,多くの加盟店と契約できる会社は問題ないと判断できるからです。Visa CardやMaster Cardのブランド付のクレジットカードも問題ありません。ブランドを付与するのに当然審査を行っているからです。

問題はキャッシングを専門とするカードを発行したり、直接の融資を行う会社です。この中にはいわゆる悪徳業者といわれる会社もあり、それを見分けることが大事です。

悪徳業者の見分け方

銀行以外でお金を貸付する業者は必ず都道府県知事や財務局(二つ以上の県で業務を行う場合)に届出をしなければいけません。届出が認められると登録番号が配布されます。貸付を行う場合はこの登録番号の表示が義務付けられていますので、それがない場合は問題なく悪徳業者です。

登録番号は次のような体系になっています。ABC県知事(1)00123号 また、登録番号の有効期限は3年となっていますので、期限前に更新を行います。登録番号の( )の中の数字は登録・更新を行った回数なのです。従って、この数字が大きいほど何度も更新を行うことができた優良な会社(更新の都度審査があり、違反があると更新されません)ということになります。悪徳業者は更新することができませんので、社名を変えて再度新規登録しますから、必ず更新番号は(1)となっています。

更新番号(1)がすべて悪徳業者ではありません。しかし、悪徳業者は各都道府県の貸金業協会に登録できませんのでそちらの登録番号は表示しません(最近では貸金業協会の登録番号も表示しています)。このふたつと宣伝している内容を考え合わせると悪徳業者かどうかは一目瞭然です。

めったにないことですが、悪徳業者ではないにも関わらず更新番号が(1)になるケースもあります。会社の合併などでもありえますが、登録の更新忘れでも発生します。登録の更新には大量の書類が必要で、それが間に合わず登録が失効してしまうケースがあります。この場合は登録を新規に行いますが、新規登録が完了するまではその会社は貸付業務を行うことができなくなります。これをやってしまった担当者は降格間違いなしです。

クレジットカードショッピング枠現金化の実態

クレジットカードのショッピング枠の現金化というのはキャッシング枠がいっぱいの人にとっては魅力的に聞こえますが実態はどうなのでしょうか。基本的なことをまず認識しておく必要がありますが、クレジットカードで購入した商品の所有権は返済が終わるまではクレジットカード会社にあります。つまり買った時点ではあなたのものではないのです。もしリボルビング支払いで購入したとすると、その商品を購入する以前の残高がなくなって初めて今回の商品の支払いが始まります。従って完済するまでに数年かかる場合もあります。他人のものは勝手に売ることができないというのは常識です。

クレジットカードショッピング枠の現金化のシステムはショッピングで購入した商品を買い取るというものです(いわゆる故売で中古品の買取)。うたい文句では購入価格の95%となっているので、キャッシングより安い感覚ですが、実際には3割程度のお金しか渡されません。指定した商品と違うなどと難癖をつけ相手にされないケースもあります。

しかもクレジットカードで購入しているのでその金利もかかります。50万円の債務が増えて15万程度しか手元に残らない形となります。商品を購入する業者にとってはクレジットカードを使おうが使うまいが持込みしてきた中古品を買い取ったというでしょうから、相場だといわれると訴えることも困難です。

異常に低い金利

実質年率1%台で保証人なし100万円貸します。などという広告を見てすぐ飛びつく人はいないでしょう。いかにも怪しいからです。しかし広告を見る限り損はないような気がして申し込みしてみようかと思人はいるかもしれません。まず貸金の登録番号を見て見ましょう。

みんな判で押したように更新番号は(1)です。広告には何も書いてありませんが、まずほとんどの場合金利は低く表示してありますが、別途事務手数料を取られますので実質年率は跳ね上がります。つまり100万申し込んでも100万円手元に残ることがないのです。これが悪徳業者の常套手段です。

100万借りて30万手数料で取られると単純に30%と思ってしまいますが、実は70万借りて30万の利息を払うのと同じ計算なので30÷100ではなく30÷70で42.8%です。さらに金利が加わるのですから出資法の上限金利をはるかに超えています。出資法では貸付に関わる手数料はすべて金利とみなされ、上限金利を超えた貸付には罰則があります。それで悪徳業者は登録の更新ができず、いつまでも更新番号が(1)のままなのです。

大手のカード会社でもクレジットカードのキャッシング利率は利息制限法を超えたグレーゾーン金利で貸付していました。好きで高くしているわけではありません、できれば低い利率の方が借りてくれるお客さんが多くなりますから。なぜ、高いかというと貸倒率が高いのと借りやすくしているため経費がかかっていたからです。

クレジットカードは発券してしまうと次に審査するまで数年かかります。つまりその間に収入がなくなっている人もいるのです。遅れる可能性が高いのはいうまでもありません。最後まで支払えない人が多いので全体的な利益を考えると高くせざるを得ないのですが、「支払わない人のためにきちんと支払っている人が負担するのはおかしい」という批判もあります。

しかし、その理論で考えると企業が利益を出すこと自体を否定してしまいます。貸倒の率を考慮しないで利率を設定するような会社はすぐ倒産してしまいますから(もちろん企業努力をして金利を低く抑えることも重要です)。さらに借りやすくするためATMを増やしたり、他社ATMと提携したりと経費がかかっています。

少し長くなりましたが何を言いたいかというと、大手のクレジットカード会社でも高い金利でないと採算が取れないのに、一度も貸金業の登録を更新していない更新番号(1)の会社が1%台でのキャッシングはありえないということです。

いろいろ手口は変えてくるかもしれませんが、この基本を押さえておけば引っかかることはありません(登録取り消しが平気な会社は督促のルールを守るわけがないので悲惨な目に合います)。

クレジットカード犯罪:スキミング

スキミングはクレジットカードの磁気情報を盗み取ることをいいます。その情報を別のクレジットカードにそっくり移し替えて悪用します。ここではその手口の詳細と対策方法をお知らせいたします。

クレジットカードをお店で利用する場合にはCATという機械でクレジットカード会社の承認を得てから精算が完了します。通常CATはレジのそばにあり目の前で作業を行います。万一店の奥にクレジットカードを持っていこうとした場合には絶対に断りましょう。目の届かないところでスキマーという機械で磁気を読み取られる恐れがあります。普通のお店は客の見えないところでクレジットカードでの精算を行うことはありえません。

磁気を抜き取ると、こんどは別のクレジットカードに情報を移し変えます。有効期限の切れたクレジットカードは簡単に手に入りますので、そのカードに移し変えるわけです。

例えばJCBのクレジットカードにニコスの情報を移したとします。CATを通して伝票が出てくるとクレジットカードはJCBでも伝票の中身はニコスの情報が記載されています。それではばれるだろうと考えるのが普通ですが、実際にはほとんどばれません。なぜでしょうか?

クレジットカードを利用したことがあればわかると思いますが、わからない人は今度じっくり観察してみてください。CATから出てきた伝票とクレジットカードを照らし合わせている店員はほとんどいません。クレジットカードを通して出てきた伝票はそのカードのものに決まっているという先入観があります。また、特に忙しいレジではそんな暇がないというのが現実です。そういったわけで磁気を抜き取られてしまうと請求書が届くまでの間に利用限度いっぱいまで使われてしまいます。

スキマーには非接触型のタイプがあります。どういうことかというとクレジットカードそのものを触れずに磁気データのみを抜き取ることができるということです。飲みすぎて電車で居眠りなどをしていると、知らないうちに磁気データが盗まれるなどということも十分考えられます。最近ではスキミング防止用の財布やカード入れもあるようですので、悪用されることを考えたら安いかもしれません。(スキミングされたということを証明するのはかなり難しいので保険が適用されるかどうかはわかりません)

ここでも暗証番号の管理が重要になります。暗証番号の情報は磁気情報にはありません。ですからキャッシングで悪用されることはまずありませんが、犯人はいろいろな手で暗証番号を聞きだそうとするかもしれませんし、生年月日や電話番号を試すかもしれません。

暗証番号を聞き出そうとする電話やカード会社の社員を装った人物には絶対教えてはいけません。暗証番号も他人にはわからないものにしましょう。

クレジットカード犯罪:フィッシング

このフィッシングについては手口が巧妙であるため、十分な注意が必要です。基本的にはメールやインターネットのサイトを使ってカード番号、ID,パスワード、暗証番号などをだましとる手口です。詳細と対策は下記をごらんください。

フィッシングの代表的な手口は次のとおりです。まず金融機関の窓口名義であなたにメールが届きます。メールにはその金融機関のホームページへのリンクがあり、手続き上ホームページを訪れるよう促します。リンクをクリックすると本物のホームページとポップアップウィンドウが表示されます。ホームページが本物のため信じてしまったあなたはポップアップにカード番号、暗証番号、パスワードなどを入力してしまいます。これで来月には見に覚えのない利用が山ほど請求されます。

また、本物そっくりの偽サイトに誘導されることもあり、ポップアップだけに注意していでもだまされる場合があります。手口が巧妙で本物のサイトと区別することが困難な場合もあるため下記の点に気をつけましょう。

基本的にクレジットカードの番号やパスワード、暗証番号を企業側から尋ねることはないと思ってかまいません。新しいサービス提供のためID・パスワードを入力してくださいなどと言葉巧みに誘う手口がありますが、それでもメールのリンクからではなくお気に入りに登録してあるホームページから手続きしましょう。重要なものであればホームページのトップに記載されているはずです。

クレジットカード犯罪:盗難・悪用

クレジットカードそのものが第三者の手に渡って悪用される場合があります。現物が手元からなくなるわけですから発見しやすく未然に防ぐことも可能ですが、クレジットカードの保管をしっかりしていないと被害額が大きくなりますので十分注意しましょう。

クレジットカードが手元からなくなるケースには盗難と紛失があります。どちらも早く気づくことが被害を防止する手段となります。また、万一の場合に保険が適用になるようクレジットカードの保管場所、暗証番号の管理もしっかりしておきましょう(クレジットカードと一緒に暗証番号のメモを保管するなどは論外です)。 

実際にあった例としては車の中にクレジットカードを保管していて盗まれたというのがあります。クレジットカードをガソリン給油の目的以外に使用しないため、常に車に保管しておいたのです。しかも車にロックもしていませんでしたので、当然保管は適用になりません。クレジットカードをガソリン給油の現金カードと同じ感覚で扱ってはいけません。常に携帯しましょう。

紛失の場合もやっかいなケースがあります。たいがい財布ごと紛失してしまうので、免許証など生年月日や住所が記載されたものも一緒になくしてしまうのです。住所と名前がわかれば電話番号も知られてしまいます。この組み合わせで暗証番号が知られる可能性がありますので、暗証番号は全く別の番号にしましょう。また、できればクレジットカードは財布ではなく単体で専用のカードケースで携帯するのが良いでしょう。

いずれにしてもクレジットカードが手元にないのがわかったらすぐカード会社と警察に連絡しましょう。カード会社は24時間体制でクレジットカードの利用を停止してくれます。警察はちょっと面倒くさいですが、保険申請する場合処理がスムーズになりますので届出して受付番号と担当者名を控えておきましょう。

また、そのときになってあわてないようカード会社の盗難紛失届出のフリーダイヤルは控えておきましょう。今は請求書にもクレジットカードの番号は全部記載されていないので、手続きをスムーズにするためクレジットカード番号を控えておくと便利ですが、その際はくれぐれも第三書に目に触れないようパソコン内にパスワード保管するなどの対策をしましょう。

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