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クレジットカードの使い方とその仕組み

まずはクレジットカードの使い方を説明します。クレジットカードをお店で使う場合には支払をするときに現金の代わりにクレジットカードを渡します。お店ではCATといわれる端末機にクレジットカードを通してく会社の承認を得てからクレジットカードを返却します。後は伝票にサインをして清算は終了です。

このときクレジットカードの裏面にあるサインと伝票のサインが一致しているかどうか確認することが加盟店に求められています。そうしないと拾ったクレジットカードで第三者が利用する可能性があるからです。伝票へのサインは省略できる加盟店もあります。また、まれにCATを導入していない加盟店では手動でインプリンターといわれる器具で伝票を作成し、電話でクレジットカード会社の承認を得るケースもあります。

最近ではインターネットショッピングのようにバーチャルな店舗での買い物も多くなりました。ネットショッピングでクレジットカードを利用する場合は、ネット上でクレジットカード番号や有効期限などの情報を入力することで加盟店側がカード会社の承認を得ます。つまりクレジットカードの番号がわかればネットショッピングが可能となり、カードの現物がなくても番号を知ることにより悪用される可能性があります。

そこで最近では裏面のサインパネルに3桁から4桁のセキュリティーコードを印刷し、このコードを確認することで不正防止を図るクレジットカード会社が増えてきました。セキュリティーコードは磁気ストライプにも情報が保存されていないため、クレジットカードの現物がない限り知ることができません。世界的には標準となったものですが、日本ではまだ完全に標準化はされていません。海外の加盟店で利用する場合には、直接クレジットカードを見せることのない販売方法では必ずセキュリティコードを確認されます。このコードが一致しないと取り扱いできないのが徹底されていますので注意しましょう。


クレジットカードの使い方が分かったところで、これからクレジットカードの基本的な仕組みについてわかりやすく解説します。今クレジットカードを利用している方でも、カード会社・加盟店との関係やそれぞれのメリットについてはあまり考えたことがないと思います。長く続くシステムというのは必ずそれに関わる人全てにメリットがあるものです。クレジットカードのシステムががこれだけ長い間人々に利用されてきたのは、それぞれにメリットがあるからです。クレジットカードを利用する上ではあまり必要のない知識ですが、いざトラブルになった時には必要な知識となります。一度は目を通しておいてください。

カード会社と顧客の関係

カード会社と顧客は会員規約で詳細な関係が規定されています。基本的には立替払契約(ショッピング部分)と金銭消費貸借契約(キャッシング部分)の二つの契約関係で成り立っています。

立替払契約は加盟店で商品を購入した代金を、カード会社が顧客の代わりに立て替えて加盟店へ支払う事をいいます。顧客は時期をずらして(後払いで)、1回または分割・リボ払によりカード会社へ支払いします。このとき分割払いやリボ払の場合には手数料を上乗せして支払います。

「金銭消費貸借契約」はお金を借入する契約のことをいいます。クレジットカードに限らず、カードローン、証書貸付など全てこの契約となります。この契約は単純にカード会社と顧客との二者間契約となります。

クレジットカードはカード会社が顧客に貸しているものであるため、そこから生じる保管に関することや取扱についての規定も会員規約に記載されています。カード本体だけではなく付随するクレジットカード番号や暗証番号の保管についても規定されています。

カード会社と加盟店の関係

カード会社と販売店は加盟店契約を締結してその関係を明確にしています。クレジットカードを作る時と同じように、加盟店になるときにも審査を受ける必要があります。特に最近では販売店の売り方に問題があり、顧客とトラブルになった場合、加盟契約を行ったカード会社にも責任があると判断されます。

具体的にいうと商品が届かないなどのケースでは、顧客が支払いを停止できる場合があります。従って加盟店契約を行うときにもカード会社は、その会社の経営状態や販売状況を、ある程度把握しておく必要があります。基本的に加盟店契約にはきちんとした店舗や事務所が存在し(アパートの1室などではない)、代表者のクレジット利用状況にも問題がないことが必要となります。大規模な提携をする場合には信用調査機関へ調査を依頼することもあります。

加盟店契約の内容には立替払いの条件がもりこまれています。顧客に代わって購入代金を加盟店に支払うのが契約の基本となりますが、手数料や支払うタイミングなどを明確に記載する必要があります。

クレジットカードを利用した販売の基本パターンとしては、全てのカード利用について加盟店が手数料を負担します。従って、利幅があまりない商品を取り扱っている加盟店には手数料負担が大きい場合があります。中には加盟店が負担すべき手数料を顧客の売却代金に上乗せするケースもあるようです。

売上伝票をカード会社に送付すると、立替払い金がカード会社から手数料を差し引いて送金されます。このタイミングについても契約で取り決められていますが、カード会社により締切日と支払日が違います。しかし、同じカード会社であれば加盟店によって違うということはありません。

加盟店と顧客の関係

クレジットカードの利用に関わらず、販売店と顧客の関係は難しく言うと、売買契約の関係になります。といってもクレジットカードを利用するような場合には契約書を交わすことはほとんどありません。高額な商品を購入する場合(車など)には契約書を取り交わすこともありますが。日本の法律では契約はお互いの意思が確認できれば成立するので、契約書は後々のトラブルに対処するために作成するのが目的となります。

加盟店との関係では基本的に、現金購入でもクレジットカード利用でも売買契約ということでは変わりはありません。しかし、トラブルがあった場合の対処方法は現金購入とカード利用では少し違ってきます。例えば商品に問題があり返品する場合や納品がされないため最終的にキャンセルする場合などがそうです。

現金払いであればお店と交渉するだけですみますが、クレジットカードを利用した場合はカード会社への連絡が必要となります。加盟店がクレジットカードでの売上げをキャンセル処理しない限り、請求が発生するからです。そういったトラブルがない場合は、クレジットカードでの利用は、現金払いと変わることはありません。おつりのやり取りなどを考えると、むしろクレジットカードでの支払いの方がスマートと言えるでしょう。

カード会社のメリット

カード会社の利益はクレジットカード利用にともなう手数料と利息の収入が全てです。手数料と利息を言葉で分けたのは、お金を貸付けた時には利息という表現をしますが、クレジットカードのショッピングについては、お金の貸付ではないため手数料という表現をしているからです。

クレジットカードの手数料収入は顧客からだけではなく、加盟店からも得ることができます。1回払いの手数料については、加盟店がすべてクレジットカードの手数料負担をしているため、顧客は手数料なしで翌月に支払うことができます。分割払いとリボ払については期間が長くなるため、加盟店と顧客の両方からクレジットカード手数料収入を得ます。

カード会社によっては銀行などの金融機関の保証業務を行っているところもありますが、その場合は保証料という名目で手数料収入を得ています。

カード会社が資金を調達する先は、銀行などの金融機関が中心となりますので、基本的に銀行より低い金利で貸し付けることはできません。しかし商品によっては銀行で取り扱っているカードローンよりも低い金利のものがあります。これは銀行が直接消費者に融資する制度ではなく、保証会社をつけているため、別途保証料がかかるのでトータルではカード会社よりも高い金利となる場合もあるからです。

また、カード会社の手数料は、銀行からの借入コストが高くなると利上げをし、低くなると利下げをすることで調整を行っています。手数料は固定というわけではないのです。

加盟店のメリット

クレジットカードによって加盟店にはどういったメリットがあるでしょうか?基本的にはクレジットカードの手数料を取られることによって、現金で販売した時よりも利益が少なくなります。しかし、手元に現金がないお客様でも、クレジットカードが利用できることによって購入してもらえるというメリットがあります。また、クレジットカードで利用する場合は、リボ払などが使えるため売上げの単価が上がることもメリットです。

今はインターネット上で販売することにより、全国の顧客を対象とできるようになりました。しかし、現金払いだけの販売方法では、購入してくれる顧客の範囲を狭めることになります。これでは全国展開した意味が余りありません。そこでクレジットカードでの購入を可能にすることで、より顧客の幅を広げ販売に結びつけることができるのです。

顧客の拡大と販売単価のアップという点を考えると、多少のクレジットカード手数料を支払っても十分にメリットがあると、経営者は判断しているのです。

もうひとつのメリットとしては承認されたクレジットカードの売上げは、確実に現金化できるという点です。今では掛売りという販売方法はほとんどありませんが、まだ地方では店が顧客の家を訪問して集金するという回収方法が存在します。実際問題としてクレジット制度がなかったら、現金客以外はこの方法で獲得するしかありません。集金する手間と人件費を考えると、クレジットカードの手数料は、はるかに安いといえます。

顧客のメリット

クレジットカードを利用する場合、顧客のメリットは難しい言葉で言うと「期限の利益」ということになります。現金払いでは商品の持ち帰りと同時に販売代金を支払うのが普通です。しかし、クレジットカードを利用すると、商品は持ち帰りできますが、支払いは1ヵ月後ということになります。特にクレジットカードは分割払いやリボ払ができるため、長期にわたって時間的なメリットを受けることができます。この時間的なメリットを期限の利益といいます。

しかし、クレジットカードの返済が長期間遅れた場合(キャッシングの場合には一日でも遅れると)には、この期限の利益を失い一括で請求される(期限の利益を喪失する)ことになりますので、お気をつけください。

クレジットカードを利用する人のメリットは時間的なものだけではなく、分割払いにする場合のわずらわしい契約書作成が、サインひとつで済んでしまうという、手間が省けるメリットもあります。今はクレジットカードの承認システムも時間がかからないようになり、現金でおつりのやり取りをするのに比べて、時間的なメリットもあります。

日本のクレジットカードは欧米と比べて発展してきた経緯が違うので、どうしても「借金」のイメージがありました。しかし、クレジットカードの普及と共にそういったイメージも薄れ、ゴールドカードやプラチナカードなどは、逆にステイタスを象徴するまでになりました。今後はICクレジットカードの発展と普及により、一枚のカードであらゆる機能を持てるようになる日も、そう遠くはありません。クレジットカードはまだまだ発展して、皆さんに大きなメリットを与えてくれるでしょう。

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