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クレジットカード


クレジットカードの種類

クレジットカードにはいろいろな種類があり、分類の仕方もいろいろあります。ここではクレジットカードを7つの分類方法でそれぞれの特長を書き出してみました。クレジットカード選びの参考にしてください。

提携カード・プロパーカード

クレジットカードは大まかに分けてクレジットカード会社の正規のクレジットカード(プロパーカード)と、提携しているいわゆるフランチャイズ形式のクレジットカード(提携カード・FCカード)があります。正規のクレジットカードは発行会社のブランドマークだけが印刷されていますが(海外で使える国際カードはVisaまたはMastersのマークもある)、提携カードは提携先のマークも印刷されています。

提携(FC)カード
今発行されているクレジットカードの中で一番種類が多いのは、この提携カードであることは間違いありません。提携先にとっては、本来のクレジットカードの機能のほかに、提携先独自の機能を付加することができ、自社でクレジットカードを発行する費用を考えるとはるかに低費用で発行できるからです。クレジットカードの券面デザインも比較的自由に設定でき、企業のマーク以外にもキャラクターなども印刷できるため、ゲームソフトやアニメキャラクターをデザインにしたものや、大学、プロスポーツなどのクレジットカードも発行されています。

プロパーカード
クレジットカード会社の正規(プロパー)カードで、クレジットカード会社本来のサービスや、ポイントサービスなどが受けられます。デザインにあまりこだわりがなく、用途も限定しない場合にはこのプロパーカードが無難だと思います。クレジットカード会社は当然のことながら、このプロパーカードの獲得に力を入れています。したがって、キャンペーンやその他の特典が付加されることも多く、入会時にはお得となることが多くなります。

代行(ハウス)カード
今は発行枚数はかなり減少していますが、特定の加盟店でしか利用できないクレジットカードを代行カード(ハウスカード)といいます。加盟店にとっては他の店で利用できないのでメリットはありますが、顧客にとっては利用場所が限定されメリットが少なくなるため、前述の提携クレジットカードに切り替える加盟店が増えました。全員にメリットがあるシステムが生き残るという原則からすると、肝心の顧客にメリットが少なかったのが衰退した原因でしょう。

クレジットカードの系列別特長

カード会社は大きく分けて、信販系・銀行系・流通系・消費者金融系・その他に分けられます。最近のクレジットカード業界は、合併や提携などで区別がつきにくくなったり、系列が変わったりしていますが、それぞれの特長を大まかにお話します。

信販系カード会社
いわゆる信販会社でクレジットカード以外にオートローンなどを含むショッピングクレジットを取り扱っています。信販業界ができた当時は規制が厳しく、地方の中小の商店を守るという名目で、全国規模の会社が作れず細切れにされた経緯もあって、大手の会社から派生した会社も数多くあります(JCBは日本信販と旧三和銀行の出資で日本信販を英訳した会社名で設立されました(Japan Credit Bureauの頭文字)。

加盟店はクレジットでの加盟店を中心に提携しており、店舗を構えているお店で加盟していないところを数えたほうが早いくらいでしょう。また、融資窓口がある関係上で店舗が多いのも特徴です。一時期は店舗展開によりファイナンスやクレジットカードの受付窓口が急増しましたが、最近は経費節減のため縮小傾向にあります。それでも銀行系に比べると受付窓口は多くクレジットカードの即時発行サービスもあります。

主な信販系カード会社:ジャックス、オリエントコーポレーション、ライフ、クォーク、セントラルファイナンス

銀行系カード会社
銀行の出資により設立されたクレジットカード会社(そのため上場できない)ですが、信販系のトップであった日本信販は、UFJカードとの合併によりUFJニコスとなりもはや銀行系といってよいでしょう。純粋な銀行系カード会社は一昔前までは分割払いができず1回払いのみでしたので、支払い方法で信販系との格差がありましたが、現在では規制が撤廃されてサービス面での差はありません。

やはり、銀行をバックボーンとして、クレジットカード会員獲得では各銀行も力を入れているためクレジットカードの会員獲得能力は一番高いのではないでしょうか。銀行の後ろ盾があるという安心感もメリットとなっています。

また、信販系と比べると社員数が少ないのも特徴です。社員数は約半分で人件費が占める割合は信販系に比べ低くなっています。クレジットカードの制度はショッピングクレジットと比べ事務処理や営業面での手間がかかりません。人件費が軽い分システムやサービスにお金を使えるというメリットがあります。

主な銀行系クレジットカード会社:三井住友VISA、JCB、三菱UFJニコス

消費者金融系カード会社
基本的には融資を専門としてきた業界ですが、大手の中にはショッピング機能を備えたクレジットカードを発行している会社もあり、信販系との差はあまりなくなってきているようです。サラ金のイメージがありますが、店頭における接客技術では信販系よりも優れたところがあります。クレジットカードの審査面でも信販・銀行系に比べると入会しやすくなっています。しかし、金利面では他の系列のローンカードに比べ高いのは否めません。

主な消費者金融系カード会社:武富士、アコム、アイフル、レイク

流通系カード会社
百貨店系列のカード会社です。さすがに百貨店系列だけあり、電話応対の評価は高い会社が多いようです。系列の百貨店を生かしたサービスやポイント制度を持っており、女性向けかもしれません。業界の中で電話応対を評価するシステムがあり、客を装った調査員が実際に各社に電話して点数をつけるものです。最も評価が高かったのはクレディセゾンで、私が勤務していた信販会社は悲惨な評価でした。今はどうなっているでしょうか。

女性会員の比率が高いことと、百貨店を中心としたクレジットカードカウンターがあるのも大きな特長です。クレジットカードカウンターを利用してクレジットカード会社の即時発行やカードローンの即時融資のサービスを行っており、サービス面では一歩進んでいます。

主な流通系カード会社:クレディセゾン、OMC、イオンクレジットサービス

その他のカード会社
その他自動車メーカー、家電メーカー、交通系、通信系などのクレジットカード会社があるが、シェアーとしては低くなっています。自社ブランドはほとんどないためVSAやJCBとの提携による展開となっています。クレジットカードの発行が主というよりは自社の事業展開に付随してクレジットカードを発行しているというスタンスです。

しかし、中にはSBIカードのようにユニークなサービスにより顧客を獲得しているカード会社もあります。コンビに支払いなどの自由返済はほかのカード会社でもありますが、自動引落日が自由に選べるクレジットカードはここだけです。

その他のカード会社:トヨタファイナンス、JR東日本、日立キャピタル、SBIカード、NTTファイナンス

クレジットカードの国際ブランド

国内のクレジットカードのブランドはそれこそ会社の数ほどありますが、ここではクレジットカードの海外ブランドについてお話します。海外でも通用するクレジットカードブランドは国内ではJCBのみです。しかし、国内のブランドのクレジットカードであってもフランチャイズにより海外ブランドをセットして、海外で利用できるようにしています(たとえばニコスカードVisaといった形です)。

JCB
信販系のカード会社は、海外旅行が普及し海外でのクレジットカードのニーズが高まった時期、海外ブランド(Visa ,Master Card)との提携に走りました。唯一自社クレジットカードの海外ブランド化という難しい道を選んだのがJCBでした。結果としてはこの戦略が成功を収め、国内最大のクレジットカードという地位を築き上げ、東京ディズニーランド等との大型提携を可能にしています。

VISA
10億人を超えるカード会員と2400万以上の加盟店を誇り、Mastersとともに世界を二分する海外クレジットカードブランド。

MasterCard
Visaとほぼ同じ規模の海外クレジットカードブランド。Visaもそうですが海外ブランドは国内のブランドと形態が異なります。基本的にVisa  cardもMaste Cardもクレジットカードは発行していません。クレジットカード会社や金融機関にブランドを提供しているだけです。

American Express
通称アメックス。高級ブランドクレジットカードで、ゴールドカードの上のランクであるプラチナカードは申し込みができません(アメックスで選んだ人物だけが持つことができます)。

Diners Club
アメックスと並ぶ高級ブランドクレジットカード。年会費15,750円ですが、それ以上の特典がつきます(利用限度はありません)。初心者向けではありませんが、いつかはもってみたいと思う方は社会的ステータスも上げるようお仕事もがんばりましょう。経営的にはあまり芳しくないようで、シティグループの傘下でしたが、ディスカバーカードに買収されることが決定したようです。

その他
ディスカバーカード
カード会員5千万人、加盟店4百万店以上。大半の加盟店はアメリカで、日本国内では、2007年にJCBと加盟店を相互開放することで合意しました。シティグループの傘下であったダイナースクラブの買収が報じられていますが、中国のユニオンペイとの提携もあり、規模の拡大が進んでいるようです。

ユニオンペイ・ネットワーク
中国を中心に広がっているクレジットカードネットワークシステム(デビットカードに近いシステム)。中国中の銀行が加盟。中国以外にもアメリカ合衆国、日本、シンガポール、韓国、タイ、ドイツ、フランス、オーストラリアなど約20カ国で利用できる。前述のディスカバーカードと相互加盟店開放に合意。日本を訪れる中国人観光客のほとんどはこのデビットカード(銀れんカード)を利用するため、中国人観光客の取り込むため銀れんカードを取り扱う店舗が増えています。

用途別で見たクレジットカード

クレジットカードは本来ショッピング機能とキャッシング機能を兼ね備えています。しかしながらキャッシングについては金利が高く、いわゆる利息制限法の上限をこえるグレーゾーン金利の範囲内で設定されているカードがほとんどです。今まではこのキャッシング機能をはずしてクレジットカードを発行することはありませんでした(クレジットカード会社にとっては利益率の高い機能なので当然ですが)。

しかし最近ではクレジットカードにキャッシング機能は不要という要望があれば、クレジットカード申込時にキャッシング機能をはずせるようになりました。また、数年前まではクレジットカード会社の都合でキャッシングの枠を自動的に広げることを行っていましたが、今では会員の承諾なしにはできなくなっています。

逆に、クレジットカードからキャッシング機能のみを取り出したカードも増えてきています。消費者金融系のカードは本来キャッシング専用カードがほとんどですが、信販系や銀行系でも低金利のキャッシング専用カードを発行しています。カードローン、ローンカードなどといわれるものがそれです。

カードローン
基本的にクレジットカードのキャッシング昨日に比べて金利が低く設定してあります。特に最近の新商品は法改正を見こして利息制限法の上限以下の設定となっています。クレジットカード会社にとっては利用客のパイは限られているので、いかに先取りするかを考えた営業政策をとっています。法改正から施行までの(おそらく)3年間は、カードローンの入会や借り換えを考えている人にとってはチャンスかも知れません。

キャッシュカード併用クレジットカード
皆さんは銀行のキャッシュカードをお持ちの方が多いことと思いますが、クレジットカードを持ち始めると枚数が増え財布がかさばるのが気になる方も多いのではないでしょうか?そういう場合には併用のクレジットカードも便利です。キャッシュカードと兼用のクレジットカードはかなり以前からありました。おそらく最初の併用クレジットカードは郵便貯金カードが最初ではなかったかと思います。公共機関と初めて提携したクレジットカードでもあり、画期的なものでした。今では銀行のキャッシュカードもクレジットカード機能を備えたものが当たり前のようにありますので、メインバンクのキャッシュカードを一度調べてみたらいかがでしょうか?カードの数を増やしたくないという人であれば枚数が増えずにすみます。

マイレージカード
航空会社で発行しているマイレージを貯めるカードです。クレジットカード機能を備えたものもありますが、単純にマイレージ専用のカードもあります。クレジットカードのポイントをマイレージポイントに変換できる制度もあり、ポイントも共有する時代になってきました。

法人向けクレジットカード

クレジットカードは個人で利用するのか基本ですが、法人で利用するクレジットカードも発行されています(コーポレートカード)。もちろん支払いは会社が行いますが、あらかじめ申請した枚数の子クレジットカードを社員に利用させるものです。もちろん用途は会社の経費の清算や会社で使用する用品の購入などに使われます。会社としては約1ヶ月間資金を準備する猶予があり、経理面でも明細を確認することにより、利用者や用途を簡単に把握することができるメリットがあります。

一番多く利用されている法人向けクレジットカードはやはり、オイル系のクレジットカードでしょう。車両の台数だけ子クレジットカードを発行すれば、車両単位でガソリン代金の管理ができる上、従業員にとっても便利な清算手段となるからです。

同様に個人事業者向けのクレジットカードを発行しているクレジットカード会社もあります。通称ビジネスカードといいますが、内容的にはコーポレートカードと同一と考えてかまいません。

特殊なクレジットカード

クレジットカードの中には単体では申し込みができない特殊なクレジットカードや無職でも入会できるクレジットカードがありますので、ここではそのご紹介をします。

家族カード
家族カードは単体ではクレジットカード申込みができない場合、主カードといわれるクレジットカードに付随して申し込みをするものです。たとえば勤務していない専業主婦や、家事手伝いなどの女性が配偶者や父親などのクレジットカード申し込みの際、家族カード欄に氏名や暗証番号を記入することにより申し込みできます。支払口座はクレジットカード申込者の口座で、利用枠も申込者に設定された枠の範囲内となります。

ETCカード
高速道路の料金決済用のカードですがこれも単体では申し込みができません。通常のクレジットカードに付随して申し込みか、すでにクレジットカードをお持ちの場合は追加申込をすることになります。新規申込の場合はクレジットカードと一体となったものと別になったものどちらかを選べます。ETCカードは車載機に挿入して使用しますので、車に入れっぱなしにしてしまうケースが多くなります。一体型ではクレジットカードを車に入れっぱなしになるため万一の場合のリスクは高くなります。しかし、どちらのタイプも利用が終わったら、抜き出して常に携帯するようにしましょう。

学生カード
収入のない学生専用のクレジットカードです。アルバイト収入や仕送りの範囲内での利用となるため、利用限度額は低く設定されています。卒業し就職内定後に通常のクレジットカードに切替が可能となっています。在学中は年会費無料であることが特長です。同じ無職でも主婦の場合は通常のクレジットカードが申込できます。世帯主の収入で判断するため一般扱いとなりますが、利用枠は低めです。高い利用枠のクレジットカードをお望みの場合は家族カードの方がよいかもしれません。

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