| 法改正後のクレジットカード審査 2007年12月19日に改正貸金業法の一部が施行され、同時に貸金業界の自主規制も行われています。これによってクレジットカード審査にどのような影響があるのか考察してみたいと思います。 基本的に貸金業法の改正なので、お金を貸付する業務に関する規制が行われています。つまりクレジットカードではキャッシングサービスに関する部分だけが規制対象となります。 ただし、クレジットカードにキャッシング機能がある限り、クレジットカードの広告宣伝、審査に関しても規制の対象となるのは間違いありません。従って50万円以上のキャッシング枠があるクレジットカードを発行する場合には、所得証明書が必要になります。 今までも50万円以上の融資では、消費者金融の大手や信販会社は50万円以上は所得証明書を提出させています。これが今回貸金業者すべてに義務付けられています。 一般カードで新規申込をした場合キャッシング枠が50万円を超えることはありませんので、ほとんど審査上は問題となりませんが、ゴールドカードの場合には可能性があります。 オリコは新規入会者から所得証明を取得するのは困難なのでキャッシング枠をゼロにすることを検討していると発表しているようです。ゴールドに限らず今後はキャッシング枠ゼロを活用することが、クレジットカード審査を通過するひとつの方法となるかもしれません。 クレジットカードのキャッシング機能は今後なくなっていくのではないかと推測されます。カード会社としてもこれだけ貸付の規制が厳しくなっている中で、キャッシングにこだわる理由はありません。 富裕層をターゲットとした低金利のカードローンにシフトした戦略をとっているカード会社が増えていることからも明らかです。キャッシングが足かせとなって、クレジットカードの入会者が減少する可能性もあります。 キャッシングはクレジットカード会社にとっては昔から諸刃の刃で、かつ矛盾した存在でした。グレーゾーン金利という危うい立場にあるにもかかわらず、収益性の高さからやめることができない存在だったのです。 この矛盾は審査にも現れています。営業上はキャッシングが利用しやすいように、銀行ATMを使えるようにしたり、DMで優遇金利で貸し付けたりしていました。ところが審査ではキャッシング残高が多い、いわば収益に貢献している顧客に対して却下するという矛盾した行動を行っていました。 自ら使うように仕向けておきながら、使いすぎると切り捨てるという身勝手ともいえる体制であったことは否定できません。 法改正によってキャッシングが縮小するのは必然であり、本来のクレジットカードの正しい姿なのかもしれません。 法改正にかかわらず、一般カードの申込でもキャッシング枠をゼロ円で申し込むことはクレジットカード審査によい影響を与えます。実際に審査をしていた経験からもキャッシング枠がゼロであれば決済するのに抵抗がなくなります。カード審査担当者にはショッピングであればあまり不健全な利用はないという安心感があります。 今後はこのキャッシング枠ゼロを上手に利用することが、クレジットカード審査にとっては重要なポイントとなりそうです。逆にショッピング専用のクレジットカードが登場するのも時間の問題かもしれません。 【トップへ】 クレジットカード♯ > クレジットカード% |