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クレジットカード審査用語

クレジットカードの審査では特殊な用語が使われる場合があります。このーコーナーでは用語をわかりやすく解説し、クレジットカード審査が理解できるようにします。

キャッシング張付率

キャッシング張付率という言葉自体はクレジットカード会社共通のものではないかもしれませんが、おそらくどのクレジットカード会社もこの数値については審査の参考にしていると思われます。 

簡単にいうとキャッシング利用枠がどの程度利用されているかという率で、数値が高いほどキャッシングの利用率が高いということです。

この数値が100%に近いほどキャッシングを常時利用していて、いわゆる自転車操業のように転がしている状態であることが多く、当然クレジットカード審査上は大きなマイナスポイントとなります。

クレディッター

クレジットカード会社特有の資格に「クレディッター」「シニアクレディッター」というものがあります。日本クレジット産業協会が実施している検定制度で、正式には「クレジット審査業務能力検定一般コース」「クレジット審査業務能力検定上級コース」といいます。受験資格として日本クレジット産業協会に加盟している企業、つまりクレジットカード会社の社員であることが条件となっていますので、一般向けの資格ではありません。

クレディッターは審査業務に限らずクレジット業務全般の知識が必要とされる資格です。審査に関してもクレジットカードだけではなく、ショッピングクレジットや融資審査に関する知識も必要とします。シニア・クレディッターはさらに幅広い知識と高度な審査能力が要求されます。

クレジットカード会社で審査業務に携わっている担当者が全てこの資格を持っている訳ではありません。各社で独自に審査制度を持ち審査担当資格を与えている会社もあります。しかし、クレジット会社の審査が法改正などにより規制が強化される可能性もあり、業界の統一された資格がないと審査業務を担当することができなくなるような方向に進むのは間違いありません。

クレジットヒストリー

審査業務で使用する言葉にクレジットヒストリー用語があります。言葉の通りクレジットにおける歴史、つまり利用履歴の事を指します。

利用履歴は自社の情報と他社の情報に分けられますが、特に自社のクレジットヒストリーは審査において重要な項目となります。他社情報に比べて詳細がわかるということと、何よりも利用状況がよければそれはクレジットカード会社にとってのお得意様であることを証明するからです。

どういった利用状況であれば、クレジットヒストリーが良いと判断されるかというのは下記に示したとおりです。

1. 入会が古く定期的に利用がある(金額は少なくてもよい)
2. 遅れの記録がない
3. 一回払いが多い(健全な使い方をしている、お金がある)
4. リボも使っている(利益面で貢献している)

上記に加えて他社利用がほとんどなければ、そのカード会社のファンであると判断できます。上記のような状態であれば追加の申し込みがあっても問題なく審査が通りますので、皆さんもいろいろなクレジットカードを使うよりは、メインのクレジットカードを一枚決めて利用した方が信用状況に与える影響は大きくなります。

個人信用情報機関

個人信用情報機関は加盟するクレジットカード会社や信販会社などから、顧客の情報を収集して加盟会社が照会できるようにしたシステムを供給する会社です。簡単に言うとクレジットカード会社の会員情報を共有する取りまとめ役のような存在になります。

個人信用情報機関といわれる団体は系列別(クレジットカード系、銀行系、消費者金融系)に存在し、その系列をつなげるCRINというシステムも存在します。貸金業法の改正に伴い2010年までには貸金を行う業者(クレジットカード会社や消費者金融業者)は統一された個人信用情報機関に加盟することが義務付けられます。(指定信用情報機関)

そのため現在はCRINによる一部のデータだけの交換でしたが、すべての顧客情報が共有されるため多重債務者の防止に期待が持たれます。但し、銀行は規制の対象外であるためデータは共有しません。

スコアリング

スコアリングは点数をつけると言う意味ですが、クレジットカード審査においても点数をつけて審査をするのが基本です。クレジットカード審査以外にもスコアリングはありますが、特に融資事業においては厳密に運用されています。

一方、ショッピングクレジットやオートローン審査においては、スコアリングはあまり活用されていません。基本的に収入が明確でないため正確なスコアリングができないのと、加盟店の立場が比較的強いため、売上の多い加盟店には審査が甘くなるという現実があります。この点は今後割賦販売法改正によって改善される見込みです。

スコアリングのつけ方は各会社により異なりますが、基本的には定められた項目に点数をつけ総合計で可否を決定します。つまりアパート住まいよりは自宅住まいの方が点数が高く、年収も高いほうが点数が高くなります。最近では自動審査が主流となっていますので、スコアリングも自動的に点数が表示され、一定の点数に満たない場合には却下となります。

クレジットカードではありませんが、SBIイコールクレジットのカードローン審査ではスコアリングの点数が申込者に公開されます(却下の場合は非公開)。この点数は定期的に更新され基準を満たすと利用枠が広がったり、基準を下回ると利用停止となったりします。新しい試みですが審査基準が明確になり、利用者にとっては便利かもしれません。

ネガ情報

ネガ情報はポジ情報と反対でネガティブ(否定的)情報のことを言います。言葉の通り未収金や延滞記録のある情報のことを言います。昔はブラックリストという不透明な情報もありましたが、現在は個人信用情報機関からのネガ情報しか収集してません。

個人信用情報機関は業態によって加盟している会社が異なる数社が存在します。いわゆる系列によって違うのですが、中にはネガ情報のみを交換しているケースもあります。

このネガ情報の交換は多重債務者の防止に役立つもので、貸金業法改正により貸金業者は全て統一された個人信用情報機関の会員となることが義務付けられます。

ネガ情報には遅れのある他社情報の他に、法的な措置を受けた場合など下記のような情報もあります。

1.自己破産
2.弁護士介入
3.代位弁済

自己破産については官報により公開された情報です。同じ自己破産でも手続き中でまだ確定していない場合は、債務整理などと同じで弁護士介入という扱いになります。弁護士に依頼している場合は督促もできませんが、与信も行うことができません。

代位弁済は銀行などの金融機関での融資を保証する業務で、本人が支払えない場合(約3ヶ月)に保証会社が立て替えて支払うことをいいます。

これらのネガ情報は最低5年から最大10年まで記録として残され、その間は新規の与信ができないことになります。

ポジ情報

ポジ情報とはポジティブ(肯定的)情報の略で主に他社情報において、遅れのない正常な利用の事をいいます。(反対語:ネガ情報)

他社情報とは個人信用情報機関に登録している会社間で共有する情報で、リアルタイムまたは1ヶ月更新で情報を交換しています。

ポジ情報は遅れがない情報のことですが、良い面で判断されるかという必ずしもとそうではありません。ポジ情報でも残高が大きければ、逆にこれ以上クレジットカードは増やせないと判断される場合もあります。

やはり、基本的にはその人の収入に見合った使い方をしているかどうかが審査の判断基準となります。

与信

与信という言葉は聞きなれないと思いますが「信用を与えるかどうか判断する」という意味で使われています。審査業務を与信業務という呼び方をすることもあります。

クレジットカードの審査においては、クレジットカードを発行して良いかどうかの判断ということになります。クレジットヒストリーや他社情報、クレジットカード申込書に記載された内容を吟味した上で、クレジットカードを発行しても良いと判断された場合に与信を与えるという言い方をします。

クレジットカードに限らず立替払いや保証承諾の判断をする場合でも与信するといいます。つまりオートローンやショッピングクレジット、保証、融資業務などクレジットカード会社や信販会社が、立替払いをしたり金銭の貸付の判断をする全てが与信ということになります。

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