カード会社がキャッシングをやめた理由
JR東日本とトヨタファイナンスが、自社のクレジットカードからキャッシング機能をはずしました。本来貴重な収入源であるキャッシングをやめたことにはそれなりの理由があります。
その理由の1つは貸金業法の改正によって上限金利が下げられたため、以前ほどキャッシングによる金利手数料はうまみがなくなったからです。
2つ目の理由は、キャッシング枠を付けると、会員の借入状況を個人信用情報機関に提供する義務が発生するからです。手間=コストがかかるため、面倒なキャッシング機能は取り除いたということです。
3つ目の理由は、ATMの時間外手数料が無料になる条件が増えたことで、短期キャッシングをする必要性もなくなってきました。そういう背景もあってキャッシングをする人の数自体が減ったからという事情もあります。
JR東日本とトヨタファイナンスの共通する特徴として、クレジットカードとは別に本業を持っているということです。JR東日本は鉄道の利用、トヨタファイナンスは車の販売を促進するためにそれぞれクレジットカードを発行しています。キャッシング機能はなくてもやっていけるのです。
それどころかキャッシング枠はクレジットカードを発行するうえで障壁になります。キャッシング枠を付けると収入証明書の添付が必要になります。つまり、キャッシング機能をはずすことで、クレジットカード発行の妨げになるものを取り除きたいというのが4つ目の理由になります。
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