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金利の計算方法

クレジットカードでキャッシングやカードローンを利用した場合は、元金(もともと借りた金額)に加えて金利手数料を支払うことになります。分割・リ ボ払いでカードショッピングをした場合も、商品の代金のほかに金利手数料がかかります。この金利については「低いほうがお得だ」ということはみなさんご存 知の通りですが、金利手数料の計算方法については知らないという方も多いのではないでしょうか。

金利手数料の計算式は、下のようになります。
[元金×金利×借入日数/年間日数(365日)=金利手数料]

例えば1ヵ月を30日として、金利18%で10万円借りた場合。1ヵ月後の金利手数料は 
10万円×0.18×30/365=1479円になります。
1ヵ月後に、10万円+1479円支払えば、借金は全部チャラになるというわけです。

しかし、これは一括で支払った場合です。数回に分けて支払う場合は計算がちょっと面倒になります。

例えば、金利18%で5万円借りて、毎月元金を1万円ずつ支払った場合の金利手数料は
1回目:5万円×0.18×30/365=739円
2回目:4万円×0.18×30/365=591円
3回目:3万円×0.18×30/365=443円
4回目:2万円×0.18×30/365=295円
5回目:1万円×0.18×30/365=147円
となります。※便宜上小数点以下は切り捨てています。これ以降も同じ。

月々の支払い金額は、元金+金利手数料となるので
1回目:1万円+739円
2回目:1万円+591円
3回目:1万円+443円
4回目:1万円+295円
5回目:1万円+147円
支払い総額は5万2215円になります。

このように毎月「決まった金額+金利手数料」を支払う返済方法を「元金均等返済」と言います。

一方、決まった金額の中に金利手数料を含めて支払う返済方法を「元利均等返済」と言います。

例えば、金利18%で5万円借りて、毎月金利手数料を含めて1万円ずつ支払った場合。金利手数料と元金の内訳は
1回目:5万円×0.18×30/365=739円←これは金利手数料
1万円の支払いの中に739円の金利手数料が含まれているので、元金への充当は、1万円−739円=9261円になります。

2回目:(5万円−9261円)×0.18×30/365=602円,元金への充当は、1万円−602円=9398円
3回目:(40739円−9398円)×0.18×30/365=463円,元金への充当は、1万円−463円=9537円
4回目:(31341円−9537円)×0.18×30/365=322円,元金への充当は、1万円−322円=9678円
5回目:(21804円−9678円)×0.18×30/365=179円,元金への充当は、1万円−179円=9821円
6回目:(12126円−9821円)×0.18×30/365=34円,元金への充当は、2305円−34円=2271円

月々の支払い金額は、
1回目:1万円
2回目:1万円
3回目:1万円
4回目:1万円
5回目:1万円
6回目:2305円
支払い総額は5万2305円になります。

以上のことから、元金均等返済と元利均等返済の特徴を比較してまとめると
・元金均等返済は最初の支払い金額は大きく、徐々に毎月の支払い金額が小さくなる。 ⇔ 元利均等返済は毎月の支払い金額が一定である。
・元金均等返済は支払い総額が小さい。 ⇔ 元利均等返済は支払い総額が大きい。
と言えます。上記の検証ではあまり差はありませんが、金利が高く、支払いが長くなると特徴がはっきりしてきます。ある試算によると、金利3%・借入金額 3000万円・返済期間30年間・ボーナス払いなしで住宅ローンを組んだ場合、元金均等返済は元利均等返済よりも総返済額が約200万円少なくすむそうで す。

元金均等返済はクレジットカードのリボ払いやあるとき払い・キャッシングやカードローンなどで採用され、元利均等返済は主に住宅ローンで採用されて います。それではクレジットカードの分割払いは、どのような返済方法を取っているのでしょうか。実は元金均等返済をちょっと変えた形を採用しています。元 金均等返済では毎月の支払い金額が変わってくるので、逆算して月々の支払い金額を一定にしているんです。

さきほど説明した元金均等返済における毎月の元金と金利手数料の支払い金額です。
【金利18%で5万円借りて、毎月元金を1万円ずつ支払った場合】
1回目:1万円+739円
2回目:1万円+591円
3回目:1万円+443円
4回目:1万円+295円
5回目:1万円+147円
支払い総額は5万2215円になります。

クレジットカードの分割払いでは、金利手数料を一定にします。
1回目:1万円+443円
2回目:1万円+443円
3回目:1万円+443円
4回目:1万円+443円
5回目:1万円+443円
支払い総額は5万2215円になります。

つまり、クレジットカードで5万円分のショッピングをして、5回分割払い(金利18%)で支払う場合、毎月の支払い金額は1万443円となるわけです。

【補足1】
金利の表記で例えば
[12〜18%]
などと書かれています。これは初めてのキャッシングでは一番高い金利が適用され、以後利用実績に応じて金利を低くしますよという意味です。ですから初めて キャッシングする場合は、一番高い金利で比較検討してください。カードショッピングの分割払いにおいては、分割回数が多いほど金利が高くなります。だから 金利に幅を持たせているわけです。

【補足2】
カード会社のサイトには、カードショッピングによる分割払いの説明で、実質金利と共に「利用代金100円あたりの分割払手数料」というものが表記されてい ます。これは「アドオン金利」と言って金利手数料を簡単に算出するための便宜上の金利です。実質金利とはまったく異なります。

アドオン金利の使い方は
1.元金にアドオン金利をかけて金利手数料の総額を出します。
    ↓
2.元金と金利手数料の総額を足して支払い総額を出します。
    ↓
3.支払い総額を支払い回数で割って毎月の支払い金額を出します。

↓三井住友VISAカードの公式サイトより引用

支払い回数
支払期間
3回
3ヵ月
5回
5ヵ月
6回
6ヵ月
10回
10ヵ月
12回
12ヵ月
15回
15ヵ月
18回
18ヵ月
20回
20ヵ月
24回
24ヵ月
実質年率(%) 12.00 13.25 13.75 14.25 14.50 14.75 14.75 14.75 14.75
利用代金100円あたりの
分割払手数料の額(円)
2.01 3.35 4.02 6.70 8.04 10.05 12.06 13.40 16.08

例えば、5万円のカードショッピングで10回払いを選んだ場合。
1.金利手数料の総額は
5万円×(6.70円÷100円)=3350円
   ↓
2.支払い総額は
5万円+3350円=5万3350円
   ↓
3.毎月の支払い金額は
5万3350円÷10回=5335円
となります。

このように金利手数料の総額から毎月の支払い金額まで簡単に算出できます。なお、アドオン金利は実質金利よりも見た目の数字が小さくなります。ですから誤解がないようにアドオン金利を載せる際には実質金利も併記するように割賦販売法で義務付けられています。

【補足3】
金利にかかわる計算式に「72の法則」というものがあります。これは投資した元金が何年で2倍になるのか、簡単に割り出せる方程式です。
[72÷金利(%)=年数]
という数式で表します。

例えば、金利が3%の金融商品を購入すると
72÷3=24
24年で元金が2倍になります。

この法則は借金にも応用が利きます。金利18%で借金をすると
72÷18=4
なんと4年で借金は2倍になります。まあ、これは借金をしたあとまったく返済しなかった場合の話ですが。借金の金利がいかに大きいものかよく分かりますね。

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